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日本史を読む 中公文庫

丸谷才一(著者), 山崎正和(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社/
発売年月日 2001/01/22
JAN 9784122037717

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商品レビュー

4

8件のお客様レビュー

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2023/03/01

恋と密教の古代、院政期の乱倫とサロン文化、異形の王とトリックスター、足利時代は日本のルネッサンス、演劇的時代としての戦国・安土桃山、時計と幽霊にみる江戸の日本人、遊女と留学女性が支えた開国ニッポン、近代日本 技術と美に憑かれた人びと 各時代を著した書籍を基に、碩学二人が歴史論を展...

恋と密教の古代、院政期の乱倫とサロン文化、異形の王とトリックスター、足利時代は日本のルネッサンス、演劇的時代としての戦国・安土桃山、時計と幽霊にみる江戸の日本人、遊女と留学女性が支えた開国ニッポン、近代日本 技術と美に憑かれた人びと 各時代を著した書籍を基に、碩学二人が歴史論を展開する 非常に濃密な内容で、飽きる暇がない 知識の海の深さに脱帽する

Posted by ブクログ

2019/10/04

文学者の語る古代史は面白い。 恋愛を大っぴらにして顰蹙を買われないという古代人のおおらかさ、基本的に色恋沙汰に寛容であった日本人が明治を境に変化するのは、欧米の思想が定着し、国民国家としての自覚、それは欧米を常に意識したものだったが、の目覚めによるものなのか。

Posted by ブクログ

2017/10/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

万葉集~現代に至る37冊の本から日本の歴史の根源を読み解くという、従来の歴史ではとても学べない小説家と劇作家の「知の巨人」による歴史対談。 400ページというそれなりのボリュームのある本だが、読めば読むほど興味の渦に巻き込まれ「至福の時間を浮遊する」ような錯覚に陥り、もっと本の分量を多くして欲しいと思うほどである。 今年読んだ本の中で一番面白い本だった。 まず、前書きで、日本の歴史は、日中関係というより、日中関係の不在がより多く日本を作っていたという事実の再発見ということから始まり、冒頭からその面白さに引きずり込まれる。 具体的な例を挙げると、 日本の恋愛文化 ○日本には恋愛文学の脈々たる伝統があるが、中国は恋愛心理への関心が乏しく、個人への長寿への強烈な執着があった。両者にはその違いの自覚もなくそれぞれの歴史を辿り、西洋のような民族を超える世界文明が生れなかった。 ○日本文化は朝鮮の渡来民のもってきた儒教的なものを、本質的なところでは排除しつづけた。 一番決定的なものは、恋歌中心の文化。儒教文化からみれば恋愛詩は非常な劣位にあって権威のあるものじゃない。恋愛というものは公に認めるわけにはいかないものだった。ところが日本文化はそれを大々的に、しかも天皇家を中心として認めつづけたわけです。 中国を超えた普遍的なものというのは、日本の場合、色欲の肯定、恋愛文化ですね。その点では西洋文化にかなり近かった。 天皇と上皇との関係、および藤原家との関係 ○祭司王の「祭司」のほうは天子に任せ、もっぱら「王」のほうを担当しようとしたのが上皇でした。 ○「万世一系」というよりは「藤原家」との「万世二系」といった関係が「大化改新」以来千年間続いた。これが意外に日本史のいろんな性格を決定しているし、ひょっとすると日本文化の根底を決めているんじゃないかという気がする。 藤原家としては、古代的司祭のー政治的に言えば権威の部分を天皇に持ってもらって、自分が権力でありたいと考える。ところが天皇家はそれでは納得しない。そこで自分を権威(天皇)と権力(上皇)の二つに分けることで、藤原家と対立しようとする。 この構造が一つの循環をなして日本文化の根底を作った。 日本人の政治思想には、統治というのは権威と権力の二重構造を持っていなければならないという謂わば立憲君主と総理大臣のような関係をつくるほうがいいという、近代的な感覚がどこかにあった。 等々、このような二人の遣り取りが近代史に至るまで続き、興味が尽きない。

Posted by ブクログ

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