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優生学と人間社会 生命科学の世紀はどこへ向かうのか 講談社現代新書

米本昌平(著者), 松原洋子(著者), ぬで島次郎(著者), 市野川容孝(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2000/07/20
JAN 9784061495111

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商品レビュー

4.2

26件のお客様レビュー

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2024/02/16

- 優生学=ナチズム、アーリア人第一主義、ユダヤ人排斥 というような発想に安易に結びつきうるのが現代だが、そのような単純理解だと見落とすことが多い - 国の政策として行われてきた断種、その他各種優生政策については、特に日本ではちゃんと顧みられていない、ということを認識することが大...

- 優生学=ナチズム、アーリア人第一主義、ユダヤ人排斥 というような発想に安易に結びつきうるのが現代だが、そのような単純理解だと見落とすことが多い - 国の政策として行われてきた断種、その他各種優生政策については、特に日本ではちゃんと顧みられていない、ということを認識することが大事 - 各国の断種法で、自己決定を前提とする建前はあったが、実際には本人に意思決定能力がないとみなしたり、あるいは施設から出る条件、公的補助を受ける条件とするなど、自己決定とは言えないような環境、強制に近い形で行われていた - 現代においても、出生前診断と中絶、という観点で見ると、本人・カップルの自己決定を前提としているが、本当にそれが自己決定といえる環境なのか、という疑問が残り続ける - もし障害児が生まれたらそだてられる環境なのか、医師などから誘導的な声掛けは本当にないのか・・・等々 - さらに、ゲノム解析や生物学の発展によって、遺伝子情報を活用した医療や健康維持のニーズは高まり続ける。その中で、優生思想に陥るリスクは常にある。どこがラインなのか、ということを考え続けることが必要になるのではないか - 特に、自己決定が本当に自己決定としてなされるためにはなにが必要なのか、あるいは何がそれを阻害しているのか、ということは、優生施策に限らず多くの場面で、特に福祉の世界においては持っていなければいけない視点ではないかと思う。

Posted by ブクログ

2023/04/18

子どもができれば親は安産を祈願する。生まれてくる子が健やかであることを希う。一方で、この願いは「健やかでない子」の否定を含意する。 無垢な願いに、残酷なジレンマが内在している。こうした倫理学的側面に興味があって手に取った。これはおそらく、優生学というより、優生思想というやつだろう...

子どもができれば親は安産を祈願する。生まれてくる子が健やかであることを希う。一方で、この願いは「健やかでない子」の否定を含意する。 無垢な願いに、残酷なジレンマが内在している。こうした倫理学的側面に興味があって手に取った。これはおそらく、優生学というより、優生思想というやつだろう。 戦中戦後と異なり、国家プロジェクトとしての優生学が展開されることは想像しにくい。だが、本書もやんわりと指摘するように個人主義と効率至上主義は草の根で優生学の背中を押しそうだ。欲望がある限りそうだ。 だって、健やかな子の誕生を願うことだって、欲望にほかならないのだから。

Posted by ブクログ

2022/10/19

遺伝子は資源である。 どの国でも1970年をピークに優生なものを作ろうと言う取り組みがされてきた。 このような取り組みは善意でされていることが多いが、それは間違った想定外の結果を生む可能性がある。 福祉の負担を無くすというとても真っ当な取り組みであるが、そこにおける自分の力が及ば...

遺伝子は資源である。 どの国でも1970年をピークに優生なものを作ろうと言う取り組みがされてきた。 このような取り組みは善意でされていることが多いが、それは間違った想定外の結果を生む可能性がある。 福祉の負担を無くすというとても真っ当な取り組みであるが、そこにおける自分の力が及ばないところで何かされている、不確実な要素が多すぎると言う部分がタブーになっているのでは?とも思った。

Posted by ブクログ

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