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文明の生態史観 中公文庫

梅棹忠夫(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論社
発売年月日 1998/01/16
JAN 9784122030374

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文明の生態史観

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商品レビュー

3.9

59件のお客様レビュー

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2023/11/14

題名のみ見ると小難しそうだったが、内容は西洋と日本の発展の仕方、4大帝国の興りとなど地政学と絡めて書かれていて、著者の視点も含め面白かった。 かなり古い本ではあるが、今でも読んで楽しめる。 鎖国期間がなければ日本も西洋諸国のように植民地化のために外に出ていただろうという一連のお...

題名のみ見ると小難しそうだったが、内容は西洋と日本の発展の仕方、4大帝国の興りとなど地政学と絡めて書かれていて、著者の視点も含め面白かった。 かなり古い本ではあるが、今でも読んで楽しめる。 鎖国期間がなければ日本も西洋諸国のように植民地化のために外に出ていただろうという一連のお話が個人的には一番印象に残っている。 国の発展が、地理的要因によってある意味必然的といったような書き方がすごく新鮮だった。 追記)そうだ、思い出した。イスラエルとハマスの衝突から、パレスチナ情勢が不安定なこのタイミングでこちらの本を読んで、中東や宗教に関する章を読み、筆者は結構"西"寄りだなぁとびっくりした。

Posted by ブクログ

2023/09/03

これは名著だ。 歴史とはなんと幾何学的、物理学的なんだろうか。太局的に歴史を見る面白さ。 もし5000年前から歴史をリセットしても、ある程度同じ流れになるのかもと思わされる 1950年代の論考とは信じられない。むちゃくちゃ面白かった、、、、、

Posted by ブクログ

2023/06/23

小松左京曰く 「文明の生態史観」は、 戦後提出された最も重要な 「世界史モデル」の一つと見る。 それは、これまで東と西、 アジア対ヨーロッパという、 慣習的な座標軸の中に捉えられてきた 世界史に革命的といっていいほどの 新しい視野をもたらした。   この視野によって複雑に対立...

小松左京曰く 「文明の生態史観」は、 戦後提出された最も重要な 「世界史モデル」の一つと見る。 それは、これまで東と西、 アジア対ヨーロッパという、 慣習的な座標軸の中に捉えられてきた 世界史に革命的といっていいほどの 新しい視野をもたらした。   この視野によって複雑に対立し、 からみ合う世界の各地域の文明が、 はじめてその「生きた現実」の 多様性を保ったまま、 統一的に整理される手がかりが 与えられたといっていい。 歴史家トインビーも、また、 梅棹忠夫に注目していた。 … ここで素材の系譜論にかえろう。 日本が高度の近代文明を 建設しえたということは、 だれでもしっている。 なにを事あたらしく、 という感じもあろう。 しかし、それを日本の近代化の 結果であり、西欧化の結果であると かんがえるならば、問題がある。 日本は文明国になったというけれど、 みんな西欧のまねじゃないか、 というのが、近代化の過程をとおって くるあいだじゅう、日本のインテリの 自尊心をなやませつづけた呪文だった。 この呪文は、いまでも効力がある。 しかし、こういう素朴な血統論は、 あまり深刻にかんがえる必要はないようだ。 全体の生活様式は、ちゃんと 日本むきのパターンにつくられていて、 かならずしも西欧化しているとはいえない。 わたしは、明治維新以来の日本の 近代文明と、西欧近代文明との  関係を、一種の平行進化とみている。 はじめのうちは、日本は たちおくれたのだから仕かたがない。 そうとう大量の西欧的要素を  日本にもってきて、 だいたいのデザインをくみたてた。 あとは運転がはじまる。 ただ西欧から、ものを かってくればよい、というの  ではなかったはずだ。 あたらしい要素の出現のたびに、 全体のシステムは修正され、 成長をつづけてきた。 あたらしい要素は、 西欧からもちこまれる場合もあり、 内部でくふうされた場合もあった。 西欧だっておなじことだ。 はじめから自動車があり、 テレビがあったわけではない。 そういうあたらしい要素が 出現するたびに、西欧流に、 やはりふるいシステムを修正しながら 成長をつづけてきた。 あたらしい要素は、西ヨーロッパの どこかの国に出現する場合もあり、 新大陸からもちこまれる場合もあり、 また、テレビのアンテナの例のように、  はるかにとおい極東の第一地域、 日本からあらわれる場合もあった。  とにかく、日本はかならずしも 西欧化を目ざしていたのではない。   いまでもそうではない。 日本には日本の課題があった。  ただ、西ヨーロッパ諸国と日本とは、  いろいろな点でたいへん条件が  にていたために、平行的な道をあゆんで しまったとみるのである。 その途中で、どちらに由来する  要素がよりおおいかという系譜論は、 じつはあまりたいした  問題ではないようにおもう。 … 梅棹忠夫は、ともかく 視野のスケールが大きな人物だった。 彼は歴史観を提示しただけではない。 他にも、自分が生きた時代に その鋭い洞察で世界を唸らせていた。 この続きは、どこかで話そうと思う。

Posted by ブクログ

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