1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

カブキの日

小林恭二(著者)

定価 ¥1,760

¥110 定価より1,650円(93%)おトク

獲得ポイント1P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 1998/06/20
JAN 9784062092890

カブキの日

¥110

商品レビュー

4.3

3件のお客様レビュー

レビューを投稿

2012/06/17

歌舞伎を“カブキ”としてファンタジーにする発想がすばらしい。 ただ歌舞伎好きだからちょっと点がからくなってしまった。

Posted by ブクログ

2009/02/11

こんなタイトルでちゃっかりSFエンターテイメントだったりする。 ディズニーランド規模のカブキの劇場「世界座」にて、 少女蕪は若衆月彦とともに死んだはずの祖父に会う為、 魔窟「三階」を跳ぶように駆けめぐる。 藝をするものの熱意と苦悩、それだけでなく観客も大事なんだと思わされた。 ...

こんなタイトルでちゃっかりSFエンターテイメントだったりする。 ディズニーランド規模のカブキの劇場「世界座」にて、 少女蕪は若衆月彦とともに死んだはずの祖父に会う為、 魔窟「三階」を跳ぶように駆けめぐる。 藝をするものの熱意と苦悩、それだけでなく観客も大事なんだと思わされた。 死にかけたカブキの舞台に、少年少女は時空を超えた躍りを現出する。 「ロミオとロミオは永遠に」を思わせる喧噪と熱狂に魅了された! ヤングアダルト小説の読み応えや「千と千尋の神隠し」が好きな人にお勧め。

Posted by ブクログ

2009/02/11

読み応えはさっくりとヤングアダルト小説の態。ちゃっかりSFだったりする。霧の中を幾艘もの船がこぎ出し、そこに軽々と少女が飛び乗る場面から始まる。船が向かうのは「世界座」。琵琶湖畔にディズニーランド規模で臨する目映いカブキの大櫓だ。少女・蕪は若衆の月彦とともに魔窟「三階」を胎内めぐ...

読み応えはさっくりとヤングアダルト小説の態。ちゃっかりSFだったりする。霧の中を幾艘もの船がこぎ出し、そこに軽々と少女が飛び乗る場面から始まる。船が向かうのは「世界座」。琵琶湖畔にディズニーランド規模で臨する目映いカブキの大櫓だ。少女・蕪は若衆の月彦とともに魔窟「三階」を胎内めぐりし、やがて死にかけたカブキを今一度よみがえらせる。「千と千尋の神隠し」、「不思議の国のアリス」のようでもある。圧倒的な猥雑さと輝きの渦巻く迷宮である世界座の描写に、ともすると筆力が追いついてないようでもあるが、兎に角楽しい!カブキとは「きらきらした死の匂い」でもあり「生の輝き」でもあると言う。混迷の舞台に少年少女が舞い降りたとき、観客も役者もカブキの原初の躍りを感じる。「ロミオとロミオは永遠に」なんかが好きだとこちらもかなり気にいると思う。藝とはなんぞやという役者の葛藤もあり、観客の野放図な期待や噂も楽しくもあり、何より世界座を跳ぶように駆け回る蕪の可愛いこと!がっちりした読み応えはないけれども魅了され、個人的にベストヒットなエンターテイメントだった。いやー文庫買っちゃいました。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品