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怪物がめざめる夜 新潮文庫

小林信彦(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 1997/03/01
JAN 9784101158327

怪物がめざめる夜

¥110

商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

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2017/08/28

年末の大掃除で、我が家で“発掘”された“積ん読”本を読んだ。面白かった。 買ってすぐ読んでいたら、より面白かっただろうなと思う。 HP・メール・ツィッター・Facebookを誰もが利用する現代で、もし、この物語が展開されたら、もっともっと恐ろしいことになる……。

Posted by ブクログ

2017/03/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「私」とミスターJとの同性愛関係を疑っていた愛人が、死んだはずのミスターJの影に怯えて精神を病みそうになる。それを阻止するため「私」は愛人とアナルセックスを試みる…わかったようなわからないような、馬鹿馬鹿しく人を食ったオチが気に入った。

Posted by ブクログ

2015/01/10

ホラーのカテゴリにしてしまうと、構えてしまうかもしれない。この本を初めて読む人は、そこまで構えなくてよい。ワタクシの場合「純文学書きおろし」という宣伝文に完全にだまされたクチである。 放送作家とジャーナリストが「架空の怪物」を作り上げていき、それが本物になり、作った当事者を襲い...

ホラーのカテゴリにしてしまうと、構えてしまうかもしれない。この本を初めて読む人は、そこまで構えなくてよい。ワタクシの場合「純文学書きおろし」という宣伝文に完全にだまされたクチである。 放送作家とジャーナリストが「架空の怪物」を作り上げていき、それが本物になり、作った当事者を襲い始める。怪物は架空の人物なのか実在の人物なのか、それに憑依した何かなのか、はたまたそこを取り巻く大衆心理なのか。襲ってくる恐怖も見えるものから見えないものになっていくあたり、現在のネットを絡めた話ではないかと錯覚する。 オウム真理教事件より3年前、ましてやインターネットが出来るよりも5年ほど早く、こういう恐怖を描いているところは特筆に値する。メディア論だの世代論だのを論じるのは野暮である。「怖くて面白い本」として読めばよいのだ。

Posted by ブクログ

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