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マークスの山 ハヤカワ・ミステリワールド

髙村薫【著】

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商品詳細

内容紹介 16年前に南アルプス夜叉神峠で起きた一家心中事件。奇跡的に生き残った少年が成長し、事件を犯したことで、事態は思わぬ方向に・・・次々に謎の凶器で惨殺される被害者。バラバラの被害者を結ぶ糸は?捜査陣を振り回す犯罪者「マークス」の目的は何なのか?刑事・合田雄一郎が冷血の殺人者を追い詰める!
販売会社/発売会社 早川書房/
発売年月日 1993/03/31
JAN 9784152035530

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商品レビュー

4.1

107件のお客様レビュー

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2009/12/09

直木賞受賞作!

第109回「直木賞」受賞。精神に障害を負う犯人と、姿なき殺人者を追う刑事。警察小説としてミステリーとして、読みごたえ十分。事件により絡みあう人生の重み、ラストの切なさ。ぜひ一読を!

TKS

2024/03/08

1993年 441ページ 第109回直木賞受賞作です。 高村薫さんの作品初読みです。 高村薫さんは改稿が多い作家さんのようで、『マークスの山』も文庫版ではかなり改稿されているとのことです。私が読んだのは単行本で改稿前の作品です。 長いお話でした。難解な表現が多く、重厚な物語でし...

1993年 441ページ 第109回直木賞受賞作です。 高村薫さんの作品初読みです。 高村薫さんは改稿が多い作家さんのようで、『マークスの山』も文庫版ではかなり改稿されているとのことです。私が読んだのは単行本で改稿前の作品です。 長いお話でした。難解な表現が多く、重厚な物語でしたが、面白かったです。レビューでよく言われるところの硬質な文章に、最初、作者は男性かと勘違いしてしまいました。 警察内部の人間や事件の捜査の描写は緻密に描かれていて、リアリティと迫力がありました。同じ捜査班でも真っ先に手柄を上げようと相手を出し抜こうするところ、喧嘩腰のやり取り、上層部からの圧力、そしてここでも出てくるマスコミ関係者のあしらいなど、きれいごとでは済まない人間ドラマがあります。 一昔前の作品で、今では使われていない精神分裂病という言葉が出てきます。現在は統合失調症に変更されています。   マークスは子供の頃に両親が車内でガスによる無理心中をはかり、1人脱出して辛くも生き延びた。母親の精神疾患の遺伝とガス中毒による後遺症により重度の精神疾患を患う。3年ごとに躁状態と鬱状態を繰り返している。マークスが入院中、献身的に看護した真知子とは、再開して恋人同士の関係となる。その頃、連続して殺人事件が発生していたが、被害者は何の関係性もないような人物たちだった。しかし、凶器が同じものである可能性が高く、同一犯による犯行ではないかと推測された。警視庁の合田雄一郎、他捜査員たちは犯人の手掛かりを追って奔走するが、謎の犯人にはなかなか辿り着けない。そして、第3の殺人が発生する。 この物語は、犯人の手口が情け容赦なく凶悪です。また、被害者サイドが周辺を嗅ぎ回られたくないようで、捜査に対する隠蔽工作を行っています。結末にはどんなエピソードがあるのだろうか、といろいろ考えながら読みました。 謎が明らかになった後は、哀切感とやるせないような気持ちになりました。完全な悪人はいなくて、全ての登場人物に対する不快感がなくなりました。 テーマは山。山を愛する男たち。明るい山と暗い山を行き来していたマークス。最後は、壮絶な山の厳しさ、壮大な山の美しさが全てを浄化するような描写でした。 山へ登るという行為について登場人物の印象的なセリフがありました。 「現実的であると同時に厭世的で、自己陶酔的で、限りなく献身的で利己的で、且つ……繊細なところが」

Posted by ブクログ

2023/06/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昔の松本清張やら横溝正史の時代に比べたら、今は犯人や刑事の精神に重きが置かれるのだと思う。その結果、水沢があのような造形になるのだが。とにかく、熱量と緻密っぽさで一気に読ませてくれる名作

Posted by ブクログ

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