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恋物語 角川文庫

鎌田敏夫【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店
発売年月日 1986/03/10
JAN 9784041480144

恋物語

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商品レビュー

3

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2009/05/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読始:2008,2,21 読了:2008,2,21 鎌田敏夫はこれで9作品目。おそらくこれで一区切りかな、彼の作品は。 主人公はカメラのアシスタントで、カメラマンに恋していくという話 簡単に言うとこんな感じだが、単に身近な人に徐々に恋していくというのとは話しが違う じゃどうなのかと聞かれても上手く説明できないwww 個人的には主人公と仲のいい弘との関係をもっと描いてほしかった 弘→主人公 は伝わるのだがだからなんだということがない 弘の気持ちをしって主人公が恋愛で迷うとかなにかあるなら意味もあるんだろが、特になにもないし、弘の気持ちを書くだけ書いて放置って、別にそれだけなら書く必要もなかったと思う 一つ恋愛に関して面白い考え方があったので最後にそれを書いて終わる  恋が生まれる時には心のなかでこんなことが起こる。  まず、感嘆。相手のことを素敵だと思う。  その次に、あの人に接吻されたり、したりしたらどんなに嬉しいだろうと思う……その時に希望があれば恋が生まれる。  相手もまた自分に好意を持っているのではないか?ほんの少しの希望でいいんだ。そしたら第一の結晶作用が始まる。  水滴が樹の小枝に凍りついて、ダイヤモンドのようにキラキラと輝くように、愛する相手の美点を次々と発見していく。どこへ行っても、何をしても、あの人と一緒だったらどんなに幸福だろうと思う  その次に疑惑が生まれる  いままでひたっていた幸福を裏切るようなことが起きる。相手は自分のことを好きでもなんでもないのではないかという絶望。すべては自分のひとり相撲ではなかったかという絶望。  でも、それを乗り越えると第二の結晶作用が起きる。前よりももっと強い結晶作用が。それが本当の恋なんだ。

Posted by ブクログ

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