2024年8作目 めちゃくちゃ良かった〜！！！！！ 高校3年間を野球に捧げる息子を支える母親の話 自分は野球が好きなだけで、プレイしたこともないし、高校球児の母親だったこともないけど、父母会の息苦しさだったり、大一番で出てくる息子の姿が見れなくなるほど緊張したり、主人公の行動一つ一つがとてもリアルで、心が揺さぶられた

一気斜め読み。 様々なところで広告を目にしていたこともありずっと気になっていた１冊。 序盤の感想は、「え、強豪校の父母会でこんなしんどいん？」 作中でも語られていたが正に中学校のスクールカーストな雰囲気。めんどくさいし理不尽。 部員のキラキラした部分ばかり見てきた(その部分しか見せられて来なかった？)高校野球。まあ、綺麗事で行かないのがお約束ではあるけれど、親も大変だなあとしみじみ。 展開としてはかなり出来過ぎではあるけれど(そもそも息子が聖人すぎる)、エンタメ作品だしそこまで気にせず読み切った。 親より子どもの方が大人になってるんだよね、とか 挫折からの成長、とか 登場人物の心境の急変、とか よくあるテンプレパターンに当てはめられているような気がして、いや人間そんな簡単じゃないだろうと捻くれて反抗したくなった(ダイヤモンドの功罪とかに影響されすぎたのだろうか…)けれど、結果読後が爽やか。後半の流れで一気に青春感が出たんだろうなあ。 ご都合主義だったとしても、十分ワクワク楽しめるのは作品だからこそ！ こんなに嫌な言い方しているけれど、結局面白かったんだなあ…。楽しく世界観にトリップできましたありがとう！

何この物語！！！ めちゃくちゃ面白かったです。 自分の大好きなスポーツのジャンルだけど その中でもなかなかない母からの視点。 自分は女性でもないし親でもないから、 『あ〜わかる〜』って感じでは無いのかと思ってたけど ニヤニヤしてしまう場面や、くぅー（怒り）ってする場面を 菜々子と共に感じれました。 そして何より自分がこの本を買ったきっかけになった 『本当は女の子のお母さんになりたかった。』 この惹き付けの強い最初の1文が この本の1番好きなところです！ マジでこの本 色んな人に読んで欲しいなぁ〜！！