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黄土館の殺人 講談社タイガ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2024/02/15 |
JAN | 9784065347287 |
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黄土館の殺人
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商品レビュー
4
48件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
殺人を企む一人の男が、土砂崩れを前に途方にくれた。 復讐相手の住む荒土館が地震で孤立して、犯行が不可能となったからだ。 そのとき土砂の向こうから女の声がした。 声は、交換殺人を申し入れてきた――。 同じころ、大学生になった僕は、 旅行先で「名探偵」の葛城と引き離され、 荒土館に滞在することになる。 孤高の芸術一家を襲う連続殺人。 葛城はいない。僕は惨劇を生き残れるか。 まず、設定が好きですね。 殺人を計画するも、土砂崩れで道が分断。むこう側の人物から、助けを求めるのではなく交換殺人を持ちかけられるというストーリー。 クローズドではあるけれど、外と内とで双方殺人がすすんでいくというのが醍醐味。両方の殺人についての推理を楽しめます。 個人的には、キャラのクセが強すぎることと、彼らの悩みや思考にあまり共感できないことが多くてそこまでのめりこめませんでした。 さらに、600ページもある作品なのに、かなり早い段階で読者は真犯人の予想ができてしまうのでは?動機もうっすら予感できる。これが後半だとまた違ったと思うのですが、「いおり庵」の事件で分かってしまうのは勿体ない。 作者が敢えてそうした理由が私には分からなくて、「真犯人は誰か」という最大の楽しみがちょっと削がれてしまうなぁと思いました。
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今まで読んだ館ものの中でもかなり大掛かりな仕掛けを持った作品でした。そのためかちょっと現実感に欠けた感じを持ってしまった。 珍しく早い時点で犯人当てができたのが嬉しい。 せっかくの芸術家一家にまつわるお話だったので、もう少しアートがクローズアップされたら個人的にはもっと好きだった...
今まで読んだ館ものの中でもかなり大掛かりな仕掛けを持った作品でした。そのためかちょっと現実感に欠けた感じを持ってしまった。 珍しく早い時点で犯人当てができたのが嬉しい。 せっかくの芸術家一家にまつわるお話だったので、もう少しアートがクローズアップされたら個人的にはもっと好きだったかも。
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読むのを心待ちにし、ようやく読めました!すごくよかったです。好きだなぁ…このシリーズ!! 「紅蓮館の殺人」「蒼海館の殺人」に続くシリーズ3作目は、「黄土館の殺人」です。火、水ときて、土ですね…。殺人を企む小笠原が、地震による土砂崩れによって、土塔館への行く手を阻まれてしまい...
読むのを心待ちにし、ようやく読めました!すごくよかったです。好きだなぁ…このシリーズ!! 「紅蓮館の殺人」「蒼海館の殺人」に続くシリーズ3作目は、「黄土館の殺人」です。火、水ときて、土ですね…。殺人を企む小笠原が、地震による土砂崩れによって、土塔館への行く手を阻まれてしまい肩を落としていると…向こう側から土塔館側から交換殺人を持ちかける声が聞こえ…。ほぼ同時刻、元名探偵の飛鳥井光流の招待によりこの地を訪れた名探偵の葛城とその助手の田所、友人の三谷も地震によって離れ離れに…葛城はふもとの旅館「いおり庵」に、田所と三谷は「土塔館」に向かうことになるが、双方の場所で不穏な事件が…。 前作から3年…葛城、田所、三谷は大学生になっていました!登場人物も、そして物語の舞台となる土塔館も、そして見事な仕掛けも感嘆してしまうほどスケールが大きくて読みいってしまいました。この作品は、今年お正月の能登半島地震を思い起こさせる作品になる可能性もあると、発売を延期する検討もなされたようです。だけど、地震そのもので登場人物たちが犠牲になることはなかったので、その点では心乱されることなく読めました。次作は「風」がテーマになりそうです。どんな作品になるのか、楽しみです。
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