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アガサ・レーズンとけむたい花嫁 英国ちいさな村の謎 20 コージーブックス
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 原書房 |
発売年月日 | 2024/01/11 |
JAN | 9784562061358 |
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アガサ・レーズンとけむたい花嫁
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商品レビュー
5
3件のお客様レビュー
シリーズ20巻目。 このシリーズを読み始めて約11年。 最初はピンとこなかったことも、だんだん分かるようになってきた。 有名人の多くが分からない、とか。 押しが強くて強引。自分とは真逆の人だなーと思っていたけど、人と比べて落ち込んだり後悔したり、同じ部分もあって親近感がわいてく...
シリーズ20巻目。 このシリーズを読み始めて約11年。 最初はピンとこなかったことも、だんだん分かるようになってきた。 有名人の多くが分からない、とか。 押しが強くて強引。自分とは真逆の人だなーと思っていたけど、人と比べて落ち込んだり後悔したり、同じ部分もあって親近感がわいてくる。 だから読み続けているんだろうな。 ラストは…次を楽しみに待っていよう。 巻末には読者の応援コメントも。
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「子供も読めるでしょうか?」 月に一度、親しい友人たちと読者会を開いているのだが、 その席で参加者のひとりに訊ねられた。 表紙の絵がかわいくて、小学生のお嬢さんにいけるかなと思ったらしい。 うーむ。小学生にはまだまだ早いと思うのだ。 それよりも、お母さん、あなたご自身はどうで...
「子供も読めるでしょうか?」 月に一度、親しい友人たちと読者会を開いているのだが、 その席で参加者のひとりに訊ねられた。 表紙の絵がかわいくて、小学生のお嬢さんにいけるかなと思ったらしい。 うーむ。小学生にはまだまだ早いと思うのだ。 それよりも、お母さん、あなたご自身はどうですか? シリーズもなんと20巻目である。 人気の秘密は何よりもまず主人公アガサの人となりだろう。 強烈。 そして、なんかかわいい。 アガサの日常は「やっちゃう」にあふれている。 件の読書会にアガサのファンがいるのだが、彼女はシリーズの1巻目のアガサにやられてしまったのだ。 「村のキッシュコンテストに、大人気店のキッシュを自分のものとして出す?!」 よほど強い印象だったのか、彼女はアガサを語る度にその驚きを語る。 シリーズ最新刊でもアガサの「やっちゃう」行動力は遺憾なく発揮されている。 休暇にイスタンブールに行く。 さる人を驚かせたいために、特に興味のない戦場跡を訪ねるためだ。 「どうしてあんな馬鹿な真似をしてしまったんだろう?」 (20頁) そして、さんざんな目にあって、激しく落ち込む。 最新刊ではさらっと書いてはあるが、シリーズ20巻の間には、アガサがベッドで涙を流したことが多々あると、読者は知っている。 アガサはほれっぽく、すぐ出会った人の妻になることを想像するのだが、その空想っぷりがかわいらしい。 アガサは50代である。 人は50代になるのだが、なってみたら戸惑いも多い。 なんせ初めてなるのだから当然なのだけれど。 若さっていいなと強く若者に嫉妬したり、医者から股関節の手術を勧められたり、自分が時代遅れになっているかとおびえたり、アガサがしているのを見ると「この年代になると、そういうこともあるんだ」と知っておける。 一方で、「やっちゃう」アガサを見て、「あ、これをしてもいいんだ」と、自分に要らぬ規制をかけていたことを知る。 そして、乙女な空想をするアガサに、自分もこんなかわいいところを大切にしようと思える。 (いや、既製品を自分のものとして出品したり、既婚者がアガサを見習って浮つくのはどうかと思うけれども。) だから、アガサのシリーズを勧めるのは大人の女性である。 シリーズ20巻目を記念して、巻末にシリーズファンの応援コメントが載っている。 13人のファンの熱い思いだが、皆、シリーズ最初からはまってしまったようである。 読むこちらも「私も私も」と何度もうなずいてしまう。 シリーズはどれから読んでもかまわない。 はまったら全部読みたくなるから、どれから読んでも同じだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
こんなに人間味溢れる探偵っていたかしら!大好きなアガサ・レーズンシリーズは今回も期待を裏切らない面白さ。若い子への嫉妬、手術を勧められているのを無視し続けている股関節の痛みにも耐え、幸せな結婚を夢見ては夢破れるけど、読者はほっとする。愛すべき探偵を支える友人や仕事仲間たち。このシリーズはジントニックを飲みながら、イギリス料理を食べながら読みたくなります。 でも今回は探偵の自信を失くすアガサが出てきます。若いトニに主役を奪われるけど、やはりトニにはまだ圧倒的に経験が足りていないし、トニにはトニの良さがあるように、アガサにはアガサの良さがあるのに、自分のこととなるとアガサは冷静さがゼロになってしまう。そこがかわいらしさでもあるんだけど。 同年代に近い私はアガサがとても身近に感じるし、愛すべき人なんだけど、男性読者はどんな反応なんだろうと気になる今日この頃です。
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