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老化は治療できるか 文春新書1432
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2023/11/17 |
JAN | 9784166614325 |
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老化は治療できるか
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商品レビュー
3.3
5件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
統計データから人間の平均最大寿命は115歳と結論づけられている。125歳まで生きる確率は1万分の1未満。 人間の寿命は、生物学的年齢と回復力で説明できる。 55歳を過ぎるとがんの死亡率が上がる。チンパンジーやゴリラの寿命は60歳を超える。 ゾウは細胞数が多いのでがん化しやすいが、修復能力が高い。ヒトの細胞にゾウのDNAを移植すれば、最大寿命を延ばすことは可能かもしれない。 DNAの傷が蓄積されてしまうので、デロメアを伸ばせてもがんにはなる。 GLS1阻害による老化細胞を除去できる可能性がある。 老化はプログラムされているかも。 人間は240gのタンパク質を作り出している。それはなぜか。式年遷宮のようなモノではないか。 アルツハイマー、パーキンソン、ALS似共通しているのは、脳の細胞にタンパク質の塊ができること。オートファジーの活性が低下する。ルビコンが増えたため。腹八分目にするとルビコンが減る。 オートファジーは、睡眠、健康的な食事、腹八分目、運動、で活性化する。 慢性の炎症が起きる原因はストレスにもある。 ベニクラゲは何回も若返ることができる。 サーチュインの中でSIRT1を増やすと老化が遅れる。 NMNは究極の抗老化物質の可能性があるが、点滴は危険。 老化は病気か。病気でなければ研究は進まない。美容外科と同じ。 モーゼは120歳デシンだ。旧約聖書には人は肉に過ぎず、120年以上は生きないとされた。 エビジェネティクス時計は正確。 マウスは食事制限で寿命を延ばせるが、猿では伸びなかった。 脳は老化防止の関門。脳を変えると人も同じではなくなる。 アミロイドβやタウがたまっても神経細胞が死なない人が一定数いる。 認知症を事前に治療することが社会的に許されるか。 デュアルタスクが認知症予防に効果がある。 不老不死は楽園か。ずっと生きなければならないのは幸せかどうかわからない。 睡眠不足で加齢は加速する。 起きる時間を変えずに、少しずつ早寝にすると睡眠負債は解消できる。 運動は日課にする。夕方がいい。 午前中の光は体内時計を整える。 動脈硬化を以下に抑えるか。 一日に腕立て伏せと腹筋、スクワット200回を行う。 海馬は運動で機能が高まる。 脳の可塑性=80になっても、能力は磨ける。 後悔が残るくらいがちょうどいい。
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河合香織さんの『老化は治療できるか』。今回の学びは以下に尽きる。 老化のビジュアル診断の開発までにはまだ時間がかかるが、今の我々にもできることがあると。「仮説では、血圧、糖尿、脂質といった生活習慣病の危険因子によって、ゲノムに傷が入り、細胞が老化していくと考えている。つまり、...
河合香織さんの『老化は治療できるか』。今回の学びは以下に尽きる。 老化のビジュアル診断の開発までにはまだ時間がかかるが、今の我々にもできることがあると。「仮説では、血圧、糖尿、脂質といった生活習慣病の危険因子によって、ゲノムに傷が入り、細胞が老化していくと考えている。つまり、老化する前の上流の部分の異常を食い止めること。それぞれ良い薬があるので、そこで調整する事は今すぐにでもできるでしょう」との専門家の見解。新薬やワクチンの前に、日々の健康管理が重要だという養生訓にたどり着く。
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丸善の新書コーナーで目に留まり、読んでみた。 フラットな視点(悪い方の意見をトンデモと結びつけない)で、最新の老化研究の状況についてまとめていると、一読して感じた。 最後に参考文献を載せているのも、非常に良い。 本書でインタビューに答える研究者達の多くが言及するように、不老不...
丸善の新書コーナーで目に留まり、読んでみた。 フラットな視点(悪い方の意見をトンデモと結びつけない)で、最新の老化研究の状況についてまとめていると、一読して感じた。 最後に参考文献を載せているのも、非常に良い。 本書でインタビューに答える研究者達の多くが言及するように、不老不死というよりはまず健康寿命を伸ばし、平均寿命との乖離を縮めることが大事になると自分も考えている。引き続きこの分野の進展は本など読みつつ、アップデートしていきたい。
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