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平安貴族とは何か 三つの日記で読む実像 NHK出版新書707
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | NHK出版 |
発売年月日 | 2023/10/10 |
JAN | 9784140887073 |
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平安貴族とは何か
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商品レビュー
4.3
8件のお客様レビュー
1000年以上も前とは信じられないほど高レベルの文化を保った平安時代、それを支えた平安貴族に興味を持ち、本書を手に取った。 本題は道長、行成、実資の3名が各々記述した日記を読み解くことにあるが、古記録に疎いため序章の日記(にき、と読むそう)に書かれる事柄、日本で日記が多く書かれ...
1000年以上も前とは信じられないほど高レベルの文化を保った平安時代、それを支えた平安貴族に興味を持ち、本書を手に取った。 本題は道長、行成、実資の3名が各々記述した日記を読み解くことにあるが、古記録に疎いため序章の日記(にき、と読むそう)に書かれる事柄、日本で日記が多く書かれた理由などもとても興味深かった。 一通り平安時代の政上の事件を知っている読者に対して、「日記を通してその裏側を伝える」ことが本書の主な狙いだと感じたので、日本史を復習後に再読したい。 本書はラジオ収録を文字起こししたものということで、何度か既出の説明が見られることがある。人名や記録名がわからなくなってしまうことがあったので、却って、随所で説明がなされていて有り難かった。
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皆さんは平安貴族についてどんなイメージを持っているだろうか?平安貴族たちは遊宴と恋愛にうつつを抜かし、毎日ぶらぶらと暮らしている連中で、しかも物忌みや怨霊を信じて加持祈祷に頼っている非科学的な人間であると信じられてきた。そして草深い関東の大地から立ち上がった勇敢な正義の武士に歴史...
皆さんは平安貴族についてどんなイメージを持っているだろうか?平安貴族たちは遊宴と恋愛にうつつを抜かし、毎日ぶらぶらと暮らしている連中で、しかも物忌みや怨霊を信じて加持祈祷に頼っている非科学的な人間であると信じられてきた。そして草深い関東の大地から立ち上がった勇敢な正義の武士に歴史の主役を取って代わられるのも必然であると思われていた。そのため世間では平安時代など全く人気がなく、歴史学会でも長く平安時代は悪い時代であるとの評価がもっぱらであった。かくいう自分もそのような否定的なイメージを持っていた事は否めない。しかし本書を読むとそんなイメージを覆される人も多いのではなかろうか。まず平安貴族は意外に多忙であるという事がわかる。遊宴と恋愛にうつつを抜かす貴族というのはほんの一部であり実務をつかさどる貴族は古来の先例に基づいた行事や法令、制度、風俗、習慣、儀式、装束などのことに縛られ、自分の子孫にも間違いがないようにと日記に記している。この日記は「にき」と呼び、現在の日記とは違い、儀式の指南書のような印象が強い。本書では有名な古記録である藤原道長「御堂関白記」、藤原行成「権記」、藤原実資「小右記」の三つを取り上げ誤解されがちな平安貴族の実像に光をあてている。とくに道長はNHKの大河ドラマ「光る君へ」の主要登場人物なのでドラマを見つつそのドラマの時代考証をもしている作者の本を読むとより楽しめる事うけあいである。詳細→ https://takeshi3017.chu.jp/file10/naiyou33801.html
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『御堂関白記』は自筆本が残っているそうで、原本ならではの読み解き方が特に興味深かったです。実資と行成、ドラマでも注目してみます。
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