正直なところ、この著者の文体は苦手だ。 説明過剰というか、まとわりつくような感じが読んでいて疲れてしまう。 けれど、様々なジャンルを横断した連作短編という試みは非常に面白く、最終章の複線回収は見事である。 自分自身は複線回収にこだわりはないのだが、その手のものが好きな読者にはたまらないだろう。 私が苦手とする文体も10代の子ども達には読みやすいものなのかもしれない。 2023.10

一休さんのレビューで見かけて気になっていた一冊。図書館に行ったらあるではないですか！これは借りなければ！！と早速手に取りました なるほどー！ これは面白い！！ 5つの連作短編なんですが 全くジャンルの違う連作短編なんです！ 推理小説、青春小説、科学小説、幻想小説、恋愛小説の5編でできていて、全部違う雰囲気の作品です。 特に私が面白かったのは青春小説 M-1を目指す高校生の話なんですが 成瀬を思い出さずにはいられなかった。笑 なんなら出てこないかなと思ってしまった （絶対ないってわかってるけど） レビュー読んでたら同じこと思ってる人いました笑 それは置いといて、 単純にとても面白かったです(^^) 正直、ちょっと読みづらいパートもあって最初は時間かかったりしたんですが、結局最後まで楽しめました(*^^*) この作品の面白さはやはり作品同士の繋がりでしょうか 辻村深月さんの作品ようなリンクをみつけるのが楽しいっていう人にはオススメです！！ 短編苦手族ですが、そういう意味では 繋がりを見つけるの大好きなので楽しめました♪ 読み終わった時は声出てました！ 次はどんな作品を出すか楽しみですー(*^^*)