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掌の読書会 柚木麻子と読む林芙美子 中公文庫

林芙美子(著者), 柚木麻子(編者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2023/05/25
JAN 9784122073678

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掌の読書会 柚木麻子と読む林芙美子

¥440

商品レビュー

3.9

8件のお客様レビュー

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2024/01/08

とても面白かった。 放浪記より個人的にはこちらに入っているような短編が好き。 特に『退屈な霜』は思わず笑ってしまったところもあった。 もう林芙美子が大好きになっていて、これからもまだよんでないさくひんをどんどん読んでいきたくなったし、今回読んだ作品も再読したいぐらいハマった...

とても面白かった。 放浪記より個人的にはこちらに入っているような短編が好き。 特に『退屈な霜』は思わず笑ってしまったところもあった。 もう林芙美子が大好きになっていて、これからもまだよんでないさくひんをどんどん読んでいきたくなったし、今回読んだ作品も再読したいぐらいハマった。

Posted by ブクログ

2023/10/06

「柚木麻子と読む」とあるので、一作ごとに解説が入るのかと思ったら、そういう形式ではなかった。 柚木麻子・編の林芙美子の短編集である。 こういう作品集は、編者が原作者のどういった部分を好んでいるかで、色合いが変わってくることもある。 やはり「柚木麻子と読む」で良いのだろう。 「は...

「柚木麻子と読む」とあるので、一作ごとに解説が入るのかと思ったら、そういう形式ではなかった。 柚木麻子・編の林芙美子の短編集である。 こういう作品集は、編者が原作者のどういった部分を好んでいるかで、色合いが変わってくることもある。 やはり「柚木麻子と読む」で良いのだろう。 「はじめに」で、林芙美子本人があまり気に入っていなさそうな作品をあえてチョイスした、と書かれている。 女友達に、ニヤニヤしながらちょっと意地悪をしてみる感じで微笑ましい。 「おわりに」では、林芙美子の作品では、男女の機微を描いたものより、シスターフットが感じられるものの方が好き、と書かれていて、この好みが『ついでにジェントルメン』を柚木さんに書かせたのかなあと思った。 男に頼らず、自分の足で立って、自分で稼ぐ女性たち。 女の味方は最後には女なのだ、との読後感のある作品だと思う。 「市立女学校」は、作者自身が気に入っていないようだという。どうして? 林芙美子も女学校を出ていて、このヒロインのさわは本人がモデルなのだという。 卒業を控えた女生徒たちのあれこれが、瀬戸内の風景とともに描かれる。私はとても好き。 生徒たちにはまだ他人事だが、女性の教師たちが、教頭や男性教師からのパワハラやセクハラで辞めていく様子を描くのは、彼女たちを待っている厳しい社会の一角をチラ見させているようでもある。 卒業前は、まだ何にでもなれる「余白」を持っているけれど、社会に出たらどうなるだろう。 女学校時代は、短いきらめきの季節だ。 続きの作品というわけではないけれど、「ボナアルの黄昏」では、女学校を出た同窓生たちが学校を出た後、結局どういう運命を辿ったかという、一種残酷な後日譚が披露される。 最後の「椰子の実」は、死の3年前くらいに書かれた、小説ではなく随筆のようなもの。 もう書けない、疲れてしまった、どうせ後の時代に生きている人たちが書いたものの方がいいに決まっている、と弱気。 若い頃は、書けなくなると衝動的に旅に出た。大陸だってパリだって、どこにでも行けた。 もうそんな遠くには行けないけれど、とりあえず海を越えれば自分の旅心も満足する、と大島に行ってみたら思わぬ再会あり。また書きたいものができた。 浜辺に打ち上げられて朽ちるかと思われた椰子の実は、また波によって海へと誘い出されるのだった。

Posted by ブクログ

2023/08/24

柚木麻子さんの登場は思ったより少なめ。 初めは新鮮だった、初めて触れる林芙美子さんの文章と時代背景も、だんだん慣れてくると読む速度が落ちて・・・

Posted by ブクログ

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