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ぼけと利他

伊藤亜紗(著者), 村瀨孝生(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ミシマ社
発売年月日 2022/09/15
JAN 9784909394750

ぼけと利他

¥1,650

商品レビュー

4.4

15件のお客様レビュー

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2023/09/06

付箋をたくさん付けながら読んだ。おふたりの、ひとつのことに対する考えの深さ、言葉の尽くし方がすごすぎて戦慄を覚えるほど。しかも言葉の使われ方が、自分の考え(正当性)を主張するためではないのがよかった。

Posted by ブクログ

2023/07/08

伊藤亜紗さんと村瀨孝生さんの往復書簡の書籍化。 伊藤亜紗さんの本は「体はゆく」に続けて2冊目。「体はゆく」はとても興味深かったけれど、まだ伊藤亜紗さんが伝えようとしてくれていることをちゃんと理解していないと感じたんですよね。 そして、この本も、とても興味深かったけれど、やっぱ...

伊藤亜紗さんと村瀨孝生さんの往復書簡の書籍化。 伊藤亜紗さんの本は「体はゆく」に続けて2冊目。「体はゆく」はとても興味深かったけれど、まだ伊藤亜紗さんが伝えようとしてくれていることをちゃんと理解していないと感じたんですよね。 そして、この本も、とても興味深かったけれど、やっぱりちゃんと理解できていないというモヤモヤが残りました。 往復書簡の相手の村瀬さんは、福祉大学を卒業した後に特別養護老人ホームに勤務し、その後「宅老所よりあい」を立ち上げたという方。この施設についても詳しいことは調べていないのだけれど、在宅を基本として、デイサービスという形で認知症のお年寄りの介護を担っている施設、ということなのかな? 書名に「ぼけ」という言葉を使っているのは、「認知症」という名称を使ってしまうと、「疾病」として扱っていることになるからとのこと。ボケていくのは、年齢が高くなれば自然なこと。それを病気扱いするのは変なのではないか、ということらしい。 そして「利他」。他人のためにする行為。 この往復書簡は、利他に関するイベントで、利他とお年寄りの介護になんらかの関係があるんじゃないかというようなことを発言したことから企画が立ち上がったとか。 この本を読み進めながら、私の「利他」に対する解像度が低すぎて、「ぼけ」と「利他」の関係性についてには至ることができないなーと思っていました。 とはいえ、それぞれのエピソードでは、共感できるものや、新たな発見を得られるものがたくさんあって、読んでよかったな、と思っています。 村瀬さんが関わっているお年寄りたちのケアの話や、伊藤さんが仕事で関わってきた身体障害者の方々の話。どれも考えさせられるものでした。 「利他」の解像度は低いままだけれど、介護する側が、介護される側の利用者に対して「利他」を行っているだけではなく、その関係性の中で、ある意味、利用者(介護される側)が、介護する側に対して「利他」的な行動※をしていると考えられるのではないか、というような解釈をしているところがいくつかあって、それがとても興味深かった。 (※身体的な行動でない場合もあるが) 第三者から見える「利他的行動」と、当事者の間にある「利他的な動き」が違うのではないかという考察。実際に「介護」という現場を知っているわけではないけれど、普段の人間関係においても、一方的な「利他」というのはないのではないか、とか考えさせられました。 読み始めてから気がついたんですが、私は「往復書簡」という形式の書籍が割と苦手かもしれません。「利他」という概念の解像度が低いことも相まって、私の中で「まとめ(結論?)」が作れませんでした。 もう少し「利他」に対しての解像度を上げないと理解できないのかも。 とはいえ、ここに書かれているさまざまなエピソードは心に響いたし、なにかわからないけれど、なんとなく心の中に降り積もった断片的な想いは蓄積された気がします。

Posted by ブクログ

2023/06/17

書簡のやり取りの中で、予定調和に陥らない未踏続きのコミュニケーションは、緩慢さを感じるかもしれないが趣深い。 双方の経験の実地部分もエピソードに富んでいて、なおかつ出来事への視座がなるほどと思わせられる。

Posted by ブクログ

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