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拝啓 交換殺人の候
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 実業之日本社 |
発売年月日 | 2022/07/28 |
JAN | 9784408538099 |
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拝啓 交換殺人の候
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商品レビュー
3.2
26件のお客様レビュー
「人に喜んでほしい」と思ったところで現実の前では無力で、なんの役にも立たない。 でも、思わないよりは思った方がいいー人のためだけじゃない、自分自身のためにも。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読了、45点 文章は読みやすく、またシチュエーションも興味を引く設定でどんどん読み進めていけました。 が、肩透かしを食らったという感想。 パワハラを受けて自殺を考えていた主人公が、選んだ死に場所に交換殺人を持ちかける封書が残されていた、 という冒頭から始まり、持ちかけた側の視点を挟みながら交換殺人ものに付き物の騙し騙されがピックアップされるかと思っていたら、 中盤でそういう展開もありましたがそれはかなり察しやすく、だからこそ終盤でもうひと捻りあるかと思ったら違う方向へ行ってしまったという感じ。 本作が楽しめなかった要因を考察します。 読者としては交換殺人というタイトル、冒頭の流れから、 ・最初に交換殺人を犯す側が圧倒的に不利なシチュエーションをどう説得力のある形でクリアするか ・「お互いのターゲットを殺してアリバイのおかげで捕まりませんでした」という交換殺人の理想かつ小説としてさほど面白くない展開を外して如何に独自性を発揮できるか あたりを期待して読み進めると思うのですが、そこに焦点を当てた小説ではなかったこと。 また主人公のキャラクタに共感できないこと。 「いい人」というアイデンティティで主人公の行動を正当化させようとはしていますが、心理描写もステレオタイプから抜け出して読者を納得させられるほど詳細ではなく、どこまで行っても読者感情にフィットしなかったこと。 最後がダメ押しのように致命的で、オチの方向性。 結局物語の冒頭から存在していた問題が何一つとして解決しておらず読後感がもやもやする。 (読後感が悪いということではないことを強調したい) 現実ではそういうこともある、とは思いますがそれを読みたくて小説を手に取ってるわけでもないですし、それを魅せるために途中を持ち上げて落差を強調したり、伏線を張るわけでもなくという感想でした。
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パワハラで会社を辞めた秀文はトラウマに苛まれ自殺を決意する。そして持ち掛けられた交換殺人。ドキドキサスペンスかと思いきや全然違った。ハートウォーミング作品だった。ちょっとした謎解き風味もあった。
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