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怪異と遊ぶ

怪異怪談研究会(監修), 一柳廣孝(編著), 大道晴香(編著)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青弓社
発売年月日 2022/04/27
JAN 9784787292674

怪異と遊ぶ

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商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

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2022/06/08

「怪異」と「遊び」をテーマにした論文集。 内容は様々で何れも面白く読めたが、特に怪談を語る人に注目した「怪談師の時代」、ネットで流布してる「『意味が分かると怖い話』とは何か」の2編に興味を惹かれた。後者については語られる内容ではなく、語られる場、文脈を共有する物語としての集合とし...

「怪異」と「遊び」をテーマにした論文集。 内容は様々で何れも面白く読めたが、特に怪談を語る人に注目した「怪談師の時代」、ネットで流布してる「『意味が分かると怖い話』とは何か」の2編に興味を惹かれた。後者については語られる内容ではなく、語られる場、文脈を共有する物語としての集合として「話群」という概念から切り込んでいくのが面白いなぁと。

Posted by ブクログ

2022/05/18

「怪異」と「遊び」というテーマで、領域横断的に論考を集めることによって、私たち人間が、自分自身を喪失することに恐怖を感じながらも、どこかでそれを希求し、それに魅せられる存在であることが浮かび上がってくる。 怪異怪談研究会のこの論考集のシリーズは『怪異を歩く』『怪異とは誰か』『怪異...

「怪異」と「遊び」というテーマで、領域横断的に論考を集めることによって、私たち人間が、自分自身を喪失することに恐怖を感じながらも、どこかでそれを希求し、それに魅せられる存在であることが浮かび上がってくる。 怪異怪談研究会のこの論考集のシリーズは『怪異を歩く』『怪異とは誰か』『怪異を魅せる』などすでにいくつか出版されているが、『怪異を歩く』が都市・地域文化論的な視点から「怪異」を浮かび上がらせ、『怪異とは誰か』『怪異を魅せる』が、文学的なアプローチから表象としての「怪異」に迫ろうとしているのに対し、本書から見えてくるのは自己やアイデンティティといったものと「怪異」との関わりだ。 本書の説明に「怪異を自らの手で日常生活へと呼び込む心性に迫り、怪異が単なる恐怖の対象ではなく娯楽や趣味として受容されてきたことを…照らし出す」とあるように、「娯楽」「趣味」としての「怪異」に特化して論じられた論考もあるが、個人的にはそれを入り口に、「遊び」を行う主体の心性に迫ることで、恐怖を感じつつも自己の存在の基盤を揺らがすことに取り憑かれる人間像に迫るような論考に魅力を感じた。

Posted by ブクログ

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