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WILDHOOD 野生の青年期 人間も動物も波乱を乗り越えおとなになる

バーバラ・N.ホロウィッツ(著者), キャスリン・バウアーズ(著者), 土屋晶子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白揚社
発売年月日 2021/10/16
JAN 9784826902311

WILDHOOD 野生の青年期

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商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2023/02/25

野生は合理的だ。そして、その合理的行動は、人間ほど多様な選択肢に溢れている訳ではないが、面白い程、人間と共通する部分がある。彼らが人間に似ているというよりは、人間が彼らに似ている。自己や種の保存に関わる本能は、共通だからだろう。本著はその切り口を、セーフティ、ステータス、セックス...

野生は合理的だ。そして、その合理的行動は、人間ほど多様な選択肢に溢れている訳ではないが、面白い程、人間と共通する部分がある。彼らが人間に似ているというよりは、人間が彼らに似ている。自己や種の保存に関わる本能は、共通だからだろう。本著はその切り口を、セーフティ、ステータス、セックス、セルフリライアンスというSから始まる四つのワードで解説する。 本著のタイトルでもあるワイルドフッド。青年期。人間社会でも不安定なこの時期に、動物たちも様々な経験を通じて成長する。この時期に、防衛手段を身につけて、集団における地位を確立し、性的行動の準備をし、自力していく。 人間に似ているなと感じた話を幾つか。例えば、アルビノのように風変わりな個体がいる。アルビノは目立つから、集団全体が捕食の危険にさらされる確率が高くなる。従い、集団による排除が起こる。人間でも、特に青年たちが、みんなが持っているブランドを身につけたがる心理は、このように捕食のターゲットとして選ばれるのを避ける方策でもある。 次に、自分を狙うにはコスパが悪いと言うメッセージを送る。自分を追いかけてもエネルギーは足りなくなるし、貴重な時間を無駄にするだけだと。ヤンキーの見た目のようなものだ。健康である、怯えていないことを示すことで、捕食するには厄介な相手だと示す。さらに、ストッティングという逃げ切れる力を見せる行動、例えばヒバリのエスケープソング、ガゼルのプロンキングという奇妙なジャンプ。声による威嚇は、体内に酸素をたくさん取り入れる力があり、捕食者に対してトラブルへの警戒を呼び起こす。イキる、空いばりのような所作だ。 動物は知らない相手のステータスがどのようなものか、社会的順位の推移的推論とよばれる能力を使い推測できる。これにより直接の衝突を最小限にし、平和を保ち、怪我を減らす、行動省略法だ。 毛づくろいのグルーミングもステータスと関係。人間社会では、褒め言葉やおべっか。 縄張り争いにあぶれてステータスが下がり、ふさぎ込んで死んでしまう場合がある。社会的転落。侮辱や屈辱、金銭的損失、失恋などステータスの低下の体験により気分が落ち込む。群れにおける自分のステータスを感知しては気分が揺れ動く。 何だかよく見る光景だ。人間も動物も変わらない。

Posted by ブクログ

2022/08/27

人間という枠を超えて、生き物の青年期というものを考察した研究。人間、人間以外の動物、魚、虫たちの青年期に共通する傾向や、なぜ生き物は青年期に自ら危険な旅にでるのか、などが書かれていて、非常に面白かった。 人間の思春期の子供を育てている親としても、大変勉強になった。

Posted by ブクログ

2022/01/09

レビューはブログにて https://ameblo.jp/w92-3/entry-12720316021.html

Posted by ブクログ

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