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批評の教室 チョウのように読み、ハチのように書く ちくま新書1600
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2021/09/09 |
JAN | 9784480074256 |
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商品レビュー
3.9
75件のお客様レビュー
世間では好評のようだが自分にはちょっと難しすぎる。 参考文献もしっかりしているが自分にはピンとくるものがない。 精読 作品内の事実を認定し、しかし語り手を含めた人物を信用しないこと。 一般的に「語り手=作者の意向の反映」や「この作品のメッセージは何か?」といったような捉え方をし...
世間では好評のようだが自分にはちょっと難しすぎる。 参考文献もしっかりしているが自分にはピンとくるものがない。 精読 作品内の事実を認定し、しかし語り手を含めた人物を信用しないこと。 一般的に「語り手=作者の意向の反映」や「この作品のメッセージは何か?」といったような捉え方をしたくなるが、 作者の作品に対する支配性を排除することで、読者は自由な読解が可能になる。 本書では「とりあえず作者には死んでもらおう」といった言い方がなされており、 自分なりに受容することで先入観にとらわれない読解ができる。 分析 時系列、人物相関図に書き起こす。物語を要素に分解する(構造分析)。 「仲間」の作品を見つけ、ネットワーキングする(インターテクスト化)。 書く 分析の切り口を決め、読者対象を想定する。 書く時には、内容が正確に伝わるように。 「誰からも好かれようと思うな」 共同体をつくる 批評が書けたら、それを基に議論をする。 人と意見を交換することで作品の周りにコミュニティができる。
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批評の書き方について大学の授業を受けているような本。 勉強になった。大学生にはいい本だと思う。ブログなどでも応用できると思うがもっと気楽に書きたい気もする。
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全然読む気はなくって、多分図書館で予約する時に間違った。 それでも何かのご縁と思ったんだが、予想外に面白く。 批評というものへの初心者向けの心得、技法の本。軽いけど。 ただざっと読むには必要ないが、きちんと精読して、解釈して、批判することの、多分「面白さ」を教えてくれる。プロ...
全然読む気はなくって、多分図書館で予約する時に間違った。 それでも何かのご縁と思ったんだが、予想外に面白く。 批評というものへの初心者向けの心得、技法の本。軽いけど。 ただざっと読むには必要ないが、きちんと精読して、解釈して、批判することの、多分「面白さ」を教えてくれる。プロでもあるまいしいつでもこの読み方をする必要はなく、特に小説なんかは、自分の感性で出来栄えを噛み締めるだけで十分だと思うのだが、そこを突っ込む事もまた面白い。 分析する事で、自分の「感想」の理由わかるだろうし、例え面白いと思わなくても、その理由を分析する面白さもまた、ある。 そうだよね。 また結構大事だと思ったのは、自由な感想とか、いろんなセオリーをぶっ壊すこと。 きちんと身についたものがあって、必要があって壊すとかならいいが、何の訓練も受けていない、おそらく経験も未熟な自由は、ただの偏見の檻の中で暴れてるだけなので要注意。 最近のSNSなんかで、色々荒れるにもこの辺がありそう。 また、本当に才能のある人間は、そんなセオリーや枠を当てはめられても、毀損することはないので心配はないともいう。この本は、「初心者」向けだときっちり明言しておられた。 巨人の肩には乗るべきなのだ。 先人の功績を踏まえた上でその先に進める。 意外に示唆深い本だった。 最終章の、具体的な批評例と、感想戦が面白くなかっただけ。 共有するものがなかったからだろうね。
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