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中国の歴史(12) 日本にとって中国とは何か 講談社学術文庫

尾形勇(著者), 鶴間和幸(著者), 上田信(著者), 礪波護(著者), 王勇(著者), 葛剣雄(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2021/06/10
JAN 9784065233771

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商品レビュー

3.3

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2023/10/01

「中国」はまた、文化的な概念であり、強烈な民族概念でもある。「中国」とは、通常は漢民族(華夏)文化圏を指し、他の民族は漢民族の文化を受け入れることによってはじめて、その一員となり、居住区も「中国」とみなされる。そのため、「中国」は、地理的な概念と一致しないだけではなく、領土への帰...

「中国」はまた、文化的な概念であり、強烈な民族概念でもある。「中国」とは、通常は漢民族(華夏)文化圏を指し、他の民族は漢民族の文化を受け入れることによってはじめて、その一員となり、居住区も「中国」とみなされる。そのため、「中国」は、地理的な概念と一致しないだけではなく、領土への帰属にも矛盾する場合がある。たとえ辺境であっても、多くの漢民族が居住し、あるいは漢民族の伝統文化がある程度発展していれば、そこは「中国」の一部分であるとみなされた。また、非漢民族が漢民族の文化を受け入れ、ある程度の発展性が認められれば、彼らは漢民族とみなされるし、その居住区も「中国」の一部として認められるのである。 2021/9/10読了

Posted by ブクログ

2022/08/10

シリーズ完結本。サブタイトルから日中の将来のことを予想したが、逆にこれまでの2000年を鳥瞰する内容だった。予想以上に関係が深く東アジア情勢を踏まえたものであったことは、卑弥呼、倭の五王の使節が中国でどういう意味があったのか。日本の文献(日本書紀など)には登場しないが、三国の魏、...

シリーズ完結本。サブタイトルから日中の将来のことを予想したが、逆にこれまでの2000年を鳥瞰する内容だった。予想以上に関係が深く東アジア情勢を踏まえたものであったことは、卑弥呼、倭の五王の使節が中国でどういう意味があったのか。日本の文献(日本書紀など)には登場しないが、三国の魏、南朝の宋の歴史にはしっかり登場し、しかも随分詳しく書かれていることは全く知らなかった。そして遣隋使が煬帝に会った際に煬帝が機嫌悪かったのは「日出る処の天子…」よりも、むしろ、数年前に死去した父・文帝と勘違いされていたことではないかとの説明は面白かった。文帝は仏教を大切にする人として聖徳太子が憧憬していた人らしい。中国の歴史を振り返って、秦の時代の中国は面積では今の中国の3割程度、宋代には人口が1億人を突破していたこと、11世紀頃から北と南の人口は大きく濃度が未何へ移動していたことなどは覚えておきたい数字である。倭から日本への国号変更は唐の則天武后に「認められた」ことが大きいとの説明はそれほど日本が中国の権威に従っていたということを意味している。

Posted by ブクログ

2021/06/18

シリーズの締め括りとして、全時代を通して中国の国土や歴史がいかに形成されてきたか、世界そして日本との関わりはどのようであったかを示す論考が六編収録されている。共通の文化基盤を持つ一方で、全く異なる価値観を持つ隣国との関係を考えるにあたって、表面的な知識は逆に相互理解を妨げることが...

シリーズの締め括りとして、全時代を通して中国の国土や歴史がいかに形成されてきたか、世界そして日本との関わりはどのようであったかを示す論考が六編収録されている。共通の文化基盤を持つ一方で、全く異なる価値観を持つ隣国との関係を考えるにあたって、表面的な知識は逆に相互理解を妨げることがあるという指摘は示唆に富むものであると思う。

Posted by ブクログ

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