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現代ロシアの軍事戦略 ちくま新書1572

小泉悠(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2021/05/08
JAN 9784480073952

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現代ロシアの軍事戦略

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3.9

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2023/12/19

現代ロシアの軍事戦略 著:小泉 悠 紙版 ちくま新書 1572 20世紀後半の古典的な国家間戦争はもはや存在しない ロシアによる現代戦とは、ハイブリッドな全面戦争を意味する 戦略縦深とは、奇襲を受けた時に時間的余裕をもてる緩衝地帯のことをいう ソ連時代にあった東ドイツからソ連...

現代ロシアの軍事戦略 著:小泉 悠 紙版 ちくま新書 1572 20世紀後半の古典的な国家間戦争はもはや存在しない ロシアによる現代戦とは、ハイブリッドな全面戦争を意味する 戦略縦深とは、奇襲を受けた時に時間的余裕をもてる緩衝地帯のことをいう ソ連時代にあった東ドイツからソ連本土の距離は800Kmがウクライナが西側になった場合はわずか450Kmになる これは東京・京都間、大陸弾道弾であれば、数分で核ミサイルが到達する距離だ ハイブリット戦とはもともとアメリカ軍が生み出した概念だ ソビエト崩壊も、一種のハイブリット戦とも認識されている 西側は軍事的手段だけでなく、政治・経済・情報などあらゆる手段を用いている ロシアのハイブリット戦争は中東でも展開されている、それは2016~2018のシリアだ PCM戦精密誘導兵器の使用、アメリカが湾岸戦争でつかった手法だ ロシアも2008年のグルジア戦で使用している ツペツナズが特別なのは任務の内容であって部隊を構成しているのは普通の兵士だ ロシアの民兵ワグネルは、作曲家ワーグナーのロシア語よみ、ワグネルのリーダ、ウトキン氏はネオナチの信奉者だ ドローンに対抗するには、電波妨害システム、ドローンはラジコンだからコントロール電波が遮断されると墜落するか基地に戻るしかない ロシアの戦闘の定義  ①武力紛争 国内武力紛争  ②局地戦争  ③地域戦争  ④大規模戦争 第二次世界大戦以来発生していない ロシア軍の演習  ①作戦準備 軍の作戦機関、戦略、作戦レベル、連合部隊の錬成  ②戦闘準備 戦闘環境下で訓練活動、戦場での活動に重点を置いた訓練 ロシア軍の大演習プログラムは局地戦のシナリオ  カフカス2009 動員兵力8500名、戦車200両、装甲先頭車両450、火砲250門  オーセニ2008 ベラルーシとの合同演習  ザーハド2009 防空戦 ネットワーク接続  ラトガ2009 NATO軍との大規模戦争  ヴォストーク2014 北方領土をめぐって日本との軍事衝突、米軍が介入  ザーハド2017 北方連邦 防空戦、海上戦、対潜水艦、巡航ミサイル、ドローン、航空機攻撃、NATO軍との北方地域での戦闘 接近阻止・領域拒否(A2/AD)  米軍をできるだけ、本土と遠いエリアで迎え撃つ戦略、中国軍も同様な戦略をもつ エスカレーション抑止 限定核使用による同盟軍の参戦を防ぐ、失敗した場合の核戦争を合わせてシナリオをもっている⇒最悪のシナリオ 通常戦争におけるエスカレーション抑止もあり、超音速機の攻撃を想定 結論 ロシアの軍事戦略は古典的な全面的な戦争をコアとして、非軍事的な手段を合わせて用いる、ハイブリット戦である 目次 はじめに―不確実性の時代におけるロシアの軍事戦略 第1章 ウクライナ危機と「ハイブリッド戦争」 第2章 現代ロシアの軍事思想―「ハイブリッド戦争」論を再検討する 第3章 ロシアの介入と軍事力の役割 第4章 ロシアが備える未来の戦争 第5章 「弱い」ロシアの大規模戦争戦略 おわりに―2020年代を見通す あとがき―オタクと研究者の間で 参考文献 ISBN:9784480073952 。出版社:筑摩書房 。判型:新書 。ページ数:320ページ 。定価:940円(本体) 。発売日:2021年05月10日第1刷発行 。発売日:2022年03月25日第4刷発行

Posted by ブクログ

2023/10/18

先に読了した著者小泉悠氏の「ウクライナ戦争」がおおむね2014年のロシアによるクリミア半島併合後から2021年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻を扱う本だったので、それ以前のウクライナ・ロシア関係を学ぶつもりで、その前の時期に書かれた著作として購入した。 著者はロシアの軍事...

先に読了した著者小泉悠氏の「ウクライナ戦争」がおおむね2014年のロシアによるクリミア半島併合後から2021年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻を扱う本だったので、それ以前のウクライナ・ロシア関係を学ぶつもりで、その前の時期に書かれた著作として購入した。 著者はロシアの軍事戦略、軍事力、演習をたくさんの資料や研究を使って分析する。書かれたのは2021年2月のロシアによるウクライナ戦闘開始以前であり、その後露呈するプーチンのウクライナ支配への民族的野望について言及はない。 あとがきによれば、現代ロシアの「具体的な戦い方については、これまで日本では十分に論じられてこなかったのではないかという問題意識」をもって、内外の膨大な研究資料を読み解き、わかりやすく書かれている。軍事戦略に興味のある読者には読みごたえがあるはず。 本書第1章では、ロシアのウクライナ領クリミア半島併合やドンバス地方の紛争、そこでのロシアの戦術について戦略的な見地で述べられる。 続く第2章からの前半では、特に近年ゲラシモフ・ドクトリンとして知られているロシアの軍事戦略が、いわゆる火力による物理的な戦闘だけでなく、情報戦・サイバー攻撃・非接触軍事行動を伴った「ハイブリッド戦争」を取り入れて様々な兵器開発や軍事演習を盛んに行っていることが示される。 後半では、ロシアが仮想敵国 NATO だけでなく、非国家武装勢力、イスラム教過激主義などのテロリズムに対する戦略を組み立て演習を行っていることが明らかになる。また、今では経済的には欧米や中国に比べ劣勢にあり、ハイテク技術開発に対しても、西欧や中国に後れを取っていることを背景にして、軍事戦略が組み立てられていると指摘される。 2014年までのウクライナ領クリミア侵攻とドンバス地方への干渉の経緯についての内容は、概ね第1章前半に限られ、以降はロシアの政治的側面ではなく(まさにタイトルどおり)軍事戦略についての著作となっており、より政治的・外交的な内容を期待するとやや期待外れとなる。 それでも軍事戦略を論じる中で、おのずとロシアの戦争観、「西側」観についても的確な指摘がなされていて、興味深い。NATO の東欧への拡大、さらには旧ソ連の CIS 諸国への拡大の兆しにより、ロシアはその「勢力圏」が縮小し、大国としての地位が損なわれると認識したことが述べられる。しかし実際には、冷戦後の NATO の活動はグローバル化し、ロシアを直接の脅威の対象とはせず、米国同時多発テロやアフガニスタンなど第三国での「対テロ戦争」に向けられていたと述べられる。 本書の議論は数多くの客観的資料や軍事戦略研究者などの論文・著作を参照したうえで考察されており、決して著者だけの考えで論を進めることがない点で、専門家ではない一般人の読者としても、偏った考えに傾かず、安心してロシアの軍事戦略や戦争観を学ぶことができるはず。

Posted by ブクログ

2023/08/26

2022年のロシアによるウクライナ侵攻を前に刊行されたものであるが、ソ連崩壊以降の「ロシアにとっての文脈」が説明されているのでわかりやすい。 具体的には、ロシアにとっての危機感と、それに対する対外方針の変遷である。 それが妥当かどうかはともかく、ロシアが考えていることがわかるので...

2022年のロシアによるウクライナ侵攻を前に刊行されたものであるが、ソ連崩壊以降の「ロシアにとっての文脈」が説明されているのでわかりやすい。 具体的には、ロシアにとっての危機感と、それに対する対外方針の変遷である。 それが妥当かどうかはともかく、ロシアが考えていることがわかるので有益だと思った。

Posted by ブクログ

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