- 中古
- 書籍
- 文庫
金曜日の本 中公文庫
定価 ¥638
¥440 定価より198円(31%)おトク
獲得ポイント4P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2020/12/23 |
JAN | 9784122070097 |
- 書籍
- 文庫
金曜日の本
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
金曜日の本
¥440
在庫なし
商品レビュー
3.9
26件のお客様レビュー
吉田篤弘さんの少年時代のエッセイ。 夢の中のような穏やかで不思議な世界観で、読んでいて心地が良い。 挿絵も可愛くて、なんだか童話を読んでいるような気持ちになる。 ⚫「仕事が終わった。今日は金曜日。午後六時である。明日あさっては休み で、特にこれといって用事もない。つまり、今夜か...
吉田篤弘さんの少年時代のエッセイ。 夢の中のような穏やかで不思議な世界観で、読んでいて心地が良い。 挿絵も可愛くて、なんだか童話を読んでいるような気持ちになる。 ⚫「仕事が終わった。今日は金曜日。午後六時である。明日あさっては休み で、特にこれといって用事もない。つまり、今夜から日曜の夜まで、心お きなく本が読める。 まずは食料と飲みものを確保し、ロッカーに預けて手ぶらで本屋に行く。 身も心も手ぶらになる。何の情報も要らない。誰かが推薦しているとか、 映画化されているとか、そんなことは知らない。 知らない方がいい。子供のころ、学校の図書室で本を選んでいたときの気分に戻りたい。あ、これ を読みたい、と思った本を立ち読みし、面白そうだったら、迷わず手に入れる。そんなふうに、ただ自分の好きな本を読んで、それで本が好きになった。」 ⚫本には「読む時間」の前に「選ぶ時間」がある。もしかすると、読んでいるときと同じくらい選ぶ時間を愉しんできたかもしれない。 確かに、本は選ぶ時間も楽しいんだよなぁ!
Posted by
少年時代の思い出 皆、他人の考えたことをちゃっかりと頭に仕舞い込み、そいつをあたかも自分が発見した考えのように利用して頭のよいフリをしている。 また出てきた。 夜中に見た映画。同じものを別の場所で共有することの良さ
Posted by
「忘れかけていたこと」 吉田さんの本を読むと、不思議と昔のことを思い出す。 彼のどの作品を読んでもそうなのだけれど、 本作は特にそれが印象的に、私の心に残っている。 金曜日の本。はて、なんのことやら。 そう思いつつ読み始めて、 気がついたら日付が変わっていて、 そして、昔...
「忘れかけていたこと」 吉田さんの本を読むと、不思議と昔のことを思い出す。 彼のどの作品を読んでもそうなのだけれど、 本作は特にそれが印象的に、私の心に残っている。 金曜日の本。はて、なんのことやら。 そう思いつつ読み始めて、 気がついたら日付が変わっていて、 そして、昔のことをぽろぽろと思い出して。 なんだか不思議だなと。 彼が回顧する物語はみんなどこか懐かしくて、 私はその場にいないのに、まだ生まれてすらないのに、 その様子がありありと、 でもどこかおぼろげに浮かんでくる。 それが頭の中で勝手に自分の思い出に変わっていて、 あぁ、そういえばこんなことあったなーって。 金曜日の本。 さて、 私にとってのその本は、いったい何だったのだろう。 また読み返すときに一冊くらいは、思い浮かんでくれたらいいなぁ。 じゃあまた、金曜日に。
Posted by