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レモン

クォン・ヨソン(著者), 橋本智保(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2020/11/21
JAN 9784309208152

レモン

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商品レビュー

4

6件のお客様レビュー

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2023/06/08

ミステリのようだと思ったら、ミステリではない。あとがきを読んで、やっとこの本の主題が分かった。「事件の被害者家族が向き合う喪失」は意外と描かれることは少ないと思う。また、喪失に対して丁寧な描写はとても良いと思った。

Posted by ブクログ

2022/07/31

美貌の女子高校生殺人事件が物語の発端だ 殺された姉の事件の真相を知ろうとする妹 娘の死で人生が壊れた母 被害者家族とえん罪の家族、おそらく加害者の人生を描く 「人は平凡に生まれ、平和に生き、平穏に死ねないということがあたりまえだとわかっていながら…」と著者は語る 「理由もなく...

美貌の女子高校生殺人事件が物語の発端だ 殺された姉の事件の真相を知ろうとする妹 娘の死で人生が壊れた母 被害者家族とえん罪の家族、おそらく加害者の人生を描く 「人は平凡に生まれ、平和に生き、平穏に死ねないということがあたりまえだとわかっていながら…」と著者は語る 「理由もなく過酷な生を強いられても」「か弱いムシのように過酷なことすら気づかず生きていく」人たちの姿をひたりとそばによりながら神の無知を叫ぶ 「どうか一度でもいいから」「あなたの生が(平)であるように」とねじれた人生をおくる人びとを細やかに描きながら読者に思いを寄せる作品 レモン 、目玉焼き、黄色いワンピース、マクワウリなど黄色が出てくる場面では黄色が表わす「光、親しみ、ユニーク」が強く描かれていると思う。 へオンの黄色いワンピースは美貌の彼女のユニークさ。 レモンの詩ではダオンとサンヒオンニが一瞬だけ近くなる。マヌの妹ソヌが目玉焼きを焼く場面では復讐を考えていたダオンとマヌ、ソヌと短い間だけ打ち解ける食事する。その時のダオンの手みやげがマクワウリだった。 このような親しみ、コミュニケーションも長くは続かず光となって彼らから飛び立ってゆくのだ。 神に叫びつづけるところ、神を無知だと断罪するところなどカラマーゾフ的だと思う。

Posted by ブクログ

2022/01/04

ミステリーだと思って読んでたら、ちょっと違かった。 正確にはミステリー要素のある作品であった。 生と死について語られている。 内容は短いながらも伝えたい内容は分かりやすくシンプルで読み易い。 生きている人たちが何を背負って生きていくかに焦点を当ている為、ミステリーだと思って読...

ミステリーだと思って読んでたら、ちょっと違かった。 正確にはミステリー要素のある作品であった。 生と死について語られている。 内容は短いながらも伝えたい内容は分かりやすくシンプルで読み易い。 生きている人たちが何を背負って生きていくかに焦点を当ている為、ミステリーだと思って読んでいると違和感を感じる。 ハン・マヌの馬鹿っぽい話し方は少しやり過ぎで読みにくく感じるけど、恐らくそれも伝えたいことを引き立てる為な気がする。 個人的にはミステリー作品を期待していたけど、それを差し引いても面白い作品だと思った。

Posted by ブクログ

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