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飛ぶ孔雀 文春文庫

山尾悠子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2020/11/10
JAN 9784167915957

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商品レビュー

3.5

16件のお客様レビュー

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2024/04/11

とても評価が難しい作品。私自身 “幻想小説” も “山尾悠子“ さんの作品も初めてなので尚更困惑しました。普段一番読むのがミステリなので、つい伏線とか繋がりとかを意識して読み始めますが、間もなく「もしかしたら伏線回収とかされないのでは?」から「そもそも意味や理由すらなく幻想的な世...

とても評価が難しい作品。私自身 “幻想小説” も “山尾悠子“ さんの作品も初めてなので尚更困惑しました。普段一番読むのがミステリなので、つい伏線とか繋がりとかを意識して読み始めますが、間もなく「もしかしたら伏線回収とかされないのでは?」から「そもそも意味や理由すらなく幻想的な世界を楽しむ本なのでは?」と分からなくなってきます。 要はどこまで本気で登場人物や地理を具体的にイメージしながら読み進めるべきかがはっきりしないので不安なのです。更にその判断を遅らせるのが登場人物の名前で、似た名前の人がでてきたり、同じ名前なのに別人として登場したりします。 なので挫折しそうになる度にネットで ヒントを探しますが、やはり難解に感じる人が多いようですっきりする解説や考察はなく、モヤモヤしたまま読み終わりました。 実は読了後に山尾悠子さんが本作について語ったエッセイが紹介されているサイトをみつけました。評価の★4は、それを読んだ上でのものです。しかし作者の解説を知る前に読んだ方が幻想小説としては楽しめると思いますので、未読の方は注意して下さい。 ―――以下ネタバレ含む――― 山尾悠子さんのエッセイには “火が燃え難いというイメージがどこから来たのかもはや覚えていない。前半は思いきり濃厚な和風テイスト、後半はそれとは対照的な架空の世界、というつもりで書き始めたのだが、後半の架空度は思ったほど絶対的なものとはならなかった” や “ 我ながらまったく妙な小説を書いてしまったので、筋道だった解説文など本人も書けないのである” 、また “この本で作者が真面目に気に入っているのは、ラスト2ページほどの〈付け足しのエンディング〉の部分。ロープウェイの青い照明のゴンドラが夜間飛行のように街の中心へ降りていき、ビルの屋上に着地するところ。ラストの女の子の(特に何ということもない)セリフ” などと書かれており、作者自身も意味や繋がりよりもイメージを大切にしていることが分かります。 それを踏まえた上での感想ですが、時々悪く言えば「煙に巻いてやろう」というのが透けて見えるような所かあると感じてしまい手放しで共感はできないのですが、1度挫折というか離れた時間があっても不思議とまた読みたくなる魅力がありました。また忘れちゃったから初めからという時も苦ではなかったです。以上から★4とさせて頂きました。

Posted by ブクログ

2024/03/17

俯瞰で世界を見渡しているうちに ピントが合った景色に入り込むようで 次々に切り替わる場面の目眩く様と 溢れ返る表現に取り込まれる感覚が 不思議で面白くて 自分の想像では達する事が出来ない世界を本を通して見るって楽しいな、と思う

Posted by ブクログ

2023/06/06

トマス ピンチョンは未読なのですが、ことによるとピンチョン的作品なのかもと思いました。 音楽で言うと、フリージャズやアンビエント系の様な抽象が中心をなしている。 合わないと苦痛かも知れません。散漫の美学、中央の無いカオスの美学かもと思います。

Posted by ブクログ

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