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サンソン回想録 フランス革命を生きた死刑執行人の物語

オノレ・ド・バルザック(著者), 安達正勝(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 国書刊行会
発売年月日 2020/10/21
JAN 9784336066510

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商品レビュー

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2023/04/19

訳者の後書きが一番分かりやすく読めた。本文はなかなか読みづらく感じた。読んでいる今の「アンリ」が何時の「アンリ」なのか度々混乱した。 「死刑制度」について知りたくて読んだ。受刑者の罰に重きを置いて考えていたが、執行人の罪の意識、殺人という重い暗い恐ろしい罪を考えておらず、恥ずかし...

訳者の後書きが一番分かりやすく読めた。本文はなかなか読みづらく感じた。読んでいる今の「アンリ」が何時の「アンリ」なのか度々混乱した。 「死刑制度」について知りたくて読んだ。受刑者の罰に重きを置いて考えていたが、執行人の罪の意識、殺人という重い暗い恐ろしい罪を考えておらず、恥ずかしく申し訳なく思った。 社会が下した犯罪者に対する「死」という罰を、一部の人が請け負っている。私が速報等で軽く知る執行されたことを、職務として社会の復讐として、人間の命を奪うことを仕事としている人がいる。私達のかわりに殺人者の汚名を被っている人がいる。 今まで、国際社会から「人権侵害」にあたると言われている死刑制度に中々納得できなかったが、執行者の立場を考えると確かにとんでもない人権侵害だと感じた。「人」は法によって人を殺してはいけないと定められているのに、執行官にはそれがない。人を殺すことが仕事なのだ。 社会の復讐者として人殺しを押し付けられている。申し訳ない。早く、この職務で悩み眠れず辛い思いをする人を無くしたいと思った。

Posted by ブクログ

2021/11/22

フランス革命で漫画といえばベルばらなわけだが、最近、同時代の死刑執行人を主人公に据えた漫画「イノサン」がちょっと流行っていたと知った。そこからちょろちょろと本を漁って、フランス革命時のパリの死刑執行人だったが故に人類史上2番目に多くの死刑を執行したとされている、サンソン家4代目当...

フランス革命で漫画といえばベルばらなわけだが、最近、同時代の死刑執行人を主人公に据えた漫画「イノサン」がちょっと流行っていたと知った。そこからちょろちょろと本を漁って、フランス革命時のパリの死刑執行人だったが故に人類史上2番目に多くの死刑を執行したとされている、サンソン家4代目当主シャルル=アンリ・サンソンにまつわる本をチョイス。かの文豪バルザックが、サンソン家伝来の膨大な資料をもとに虚実織り交ぜて語る死刑執行人の物語という、ちょっとジャンル的にどこに属するかわからない一冊である。 フィクションの中に登場する死刑執行人のイメージといえば、覆面をして筋骨隆々の無慈悲な殺戮マシーンというのが定番な感じだが、少なくとも6代に渡ってパリの死刑執行人を務めたサンソン家の場合はだいぶ印象が異なる。サンソン家は医者を副業とする学識豊かな家柄で財産もあり信仰心も篤く、その恩恵にあずかるごく一部の人々からは尊敬されていたとされている。しかしながら圧倒的大多数の民衆からはほぼ不可触賎民として扱われ、そのギャップに苦しんだ家系でもあった。 そういうわけで、本書はのっけから死刑制度の孕む問題点等々について、アンリ・サンソン自身による考察が延々と続く。しかしそうかと思うと、今度は死刑執行人の家柄ゆえの人間ドラマ・ロマンスもぐるぐると展開したりする。それぞれはなかなか面白いのだが、本の造りとしてどこに導かれるというわけでもなく、最後もイタリアの死刑執行人が巻き込まれたドタバタ劇が尻切れとんぼで終わってしまい、えっこれで終わりなの、と思ったら訳注で「続編が書かれる予定だったが書かれなかった、残念」となっていた。 まあ、もともとがバルザックともう一人の共著だったものをバルザックのところだけ切り出しているというところからして無理があるので、本としての整合性を問うてはいけないのであろう。この本の主役はあくまでバルザックであり、彼がサンソンを通してこの時代や死刑執行という特殊な役目について語るというところが大事なのだから、物語として楽しめば良いのだとは思う。そして、死刑という特異な制度について、ここまで考え尽くした人はなかなかいないであろうアンリ・サンソンが、諦観の中にも抑えきれない不条理を訴えるのをバルザックの流麗な文章で堪能するのは確かに一読の価値があった。この勢いで敬愛するルイ16世やマリーアントワネットを処刑しなければならなかった懊悩を読みたかったので、本当に残念。 そういうわけで、訳者による新書のほうはサンソンに焦点を絞った本になっているようなので、そちらをまたの機会に読みたいと思った。

Posted by ブクログ

2021/10/17

途中でイタリアの死刑執行人がひどい目に合う話が始まって、助かったのか死んだのかわからないまま終わった…煙に包まれた気持ちだったけど、訳者解説によると、当初は続編の構想があったんだって。 バルザックの描くサンソン家は、イノサンと違って家族仲がとても良い。サンソンに関する他の本も俄...

途中でイタリアの死刑執行人がひどい目に合う話が始まって、助かったのか死んだのかわからないまま終わった…煙に包まれた気持ちだったけど、訳者解説によると、当初は続編の構想があったんだって。 バルザックの描くサンソン家は、イノサンと違って家族仲がとても良い。サンソンに関する他の本も俄然読みたくなった。

Posted by ブクログ

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