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べストSF2020 竹書房文庫

アンソロジー(著者), 石川宗生(著者), オキシタケヒコ(著者), 円城塔(著者), 岸本佐知子(著者), 草上仁(著者), 高山羽根子(著者), 片瀬二郎(著者), 空木春宵(著者), 草野原々(著者), 陸秋槎(著者), 飛浩隆(著者), 大森望(編者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 竹書房
発売年月日 2020/07/30
JAN 9784801923508

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商品レビュー

3.6

17件のお客様レビュー

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2022/12/31

SF。短編集。2019年。 全体的にはそれなりに楽しめた、という感じ。 ハードなSFは少なく、不思議だったり、不条理だったり、コミカルだったり、広い意味でのSF作品たち。 個人的ベストはオキシタケヒコ「平林君と魚の裔」。 コメディ路線のスペースオペラながら、生物学的アイディアと、...

SF。短編集。2019年。 全体的にはそれなりに楽しめた、という感じ。 ハードなSFは少なく、不思議だったり、不条理だったり、コミカルだったり、広い意味でのSF作品たち。 個人的ベストはオキシタケヒコ「平林君と魚の裔」。 コメディ路線のスペースオペラながら、生物学的アイディアと、宇宙規模の生物淘汰システムが詰め込まれ、とても興味深い。かなり好き。 次いで、「年金生活」「トビンメの木陰」の短めの2作品が、上手くまとまっていて良い。

Posted by ブクログ

2022/08/28

このベストSF2020は、2008~2019年の12年間に亘って東京創元社から刊行された「年刊日本SF傑作選」の後継となるもの。出版社は竹書房へと移るが、その路線は今後もあまり変わらず進んで行くことを期待している。 SFのテーマは、基本的に宇宙・時間・空間(次元)・科学、そして...

このベストSF2020は、2008~2019年の12年間に亘って東京創元社から刊行された「年刊日本SF傑作選」の後継となるもの。出版社は竹書房へと移るが、その路線は今後もあまり変わらず進んで行くことを期待している。 SFのテーマは、基本的に宇宙・時間・空間(次元)・科学、そして非日常。最近のSF作家のテーマに多いのがAI(人工知能)でカテゴリーは科学と非日常に属する。ロボットSFも昔からあるが、AIとは少々趣が異なる。ところが、今回の収載作品にはそれらの領域を超えているものが散見される。私がSFから一時離れている間にSFにどのような変遷があったのか知る由もないが、最近の作品を我慢強く読み重ね、私のSF空白時代に出版された作品を積極的に調達して読むように心がけている。 本書の感想を簡略に述べる。 〇 円城塔「歌束」 これがSFなのか・・・ 〇 岸本佐知子「年金生活」 不思議SF、つまり非日常SFということなのか・・・ 〇 オキシタケヒコ「平林君と魚の裔」 宇宙SF+ドタバタ。筒井康隆系か? 〇 草上仁「トビンメの木陰」 やっとSFらしいSFを読めてホッとした。これがSFだよと言いたい。 〇 高山羽根子「あざらしが丘」 最近流行りの擬人化が取り入られている。あまり感動は得られない。 〇 片瀬二郎「ミサイルマン」 単なるドタバタ。 〇 石川宗生「恥辱」 何が言いたいのか・・・ 〇 空木春宵「地獄を縫い取る」 素晴らしい作品。この本でのNo.1。この本を買った甲斐があった。実は、積読のGenesisにも含まれていた。本を読むスピードが買うスピードにかなり負けているのが原因。反省する次第。 〇 草野原々「断φ圧縮」 大学1年の物理化学の授業で習ったカルノー・サイクルが題材らしいが、単にこれにSF感を当てはめただけの作品といった浅い内容。 〇 陸秋槎「色のない緑」 中国SFには全く興味なし。もしかしたら自分の偏見かなと思いつつ読み始めたが、やはり早々に読むのを諦めた。 〇 飛浩隆「鎭子」 この作者は興味なし。文字は沢山使うが内容があまりない、いわば密度が少ない作品ばかり。これも読むのを諦めた。 以上、空木春宵「地獄を縫い取る」に出会えただけでも、この本を買って良かったと安堵する。矢継ぎ早にベストSF 2021に着手した。近日中にベストSF 2022が刊行される予定とのことで、早急に2021も読了したい。

Posted by ブクログ

2022/04/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み甲斐があったのは3作くらいかなと。本当は伴名練の「ひかりより早く、ゆるやかに」が年間ベストだそうだが、ハヤカワから許可が降りず、入れられなかったとのこと。 「歌束」★★★☆☆ - 架空の日本の伝統文化「歌束」についての語り。緻密すぎる妄想を文章にするのが得意な円城塔らしい作品。 「年金生活」★★★☆☆ - ショートショート。街中が荒廃した近未来、自給自足で生き長らえる老夫婦に「ねんきん」と呼ばれる物質が送られてくる。それは様々なものに形を変え、食料になったり、物を修復したりする。最後は死んだ娘の形になりホノボノ終わる。 「平林君と魚の裔」★☆☆☆☆ - 宇宙もののおバカSF。長い割にくだらなすぎて読むのをやめた。 「トビンメの木陰」★★☆☆☆ - かつて宇宙帝国を築き上げた皇帝の話。でっていう。 「あざらしが丘」★☆☆☆☆ - NOVAにて既読。 「ミサイルマン」★★★☆☆ - セヤナ共和国の大統領の命令でミサイルマンにされたンナホナさんが発射されるというジョークSF。 「恥辱」★★★★☆ - 石川宗生著。ノアの方舟をモチーフにした短編。各種の動物をひとつがいずつしか方舟に乗せなかった人類。そこにフォーカスしたダークめな仕上がり。 「地獄を縫い取る」★★★★★ - 空木春宵(うつぎ しゅんしょう)著。読み始めた瞬間から「これはすごそうだ」と感じさせるエグみ。エンパスという感覚を伝送するテクノロジーがある未来。小児愛者をおびき出し、告発するためのAIを開発するジェーン。実は強烈な恐怖を脳に流し込み、殺すために作っていた。 「断Φ圧縮」★★☆☆☆ - 謎理論を展開していくおバカSFショートショート。 「色のない緑」★★★★☆ - パシテア、墓石(トゥームストーン)などAIが大きく進歩し、旧来の仕事が無意味になっていく。 - ジュディ:私。犯罪小説に脚色(?)する仕事。グラマースクール出身のアナログ人間。 - エマ:友人。計算言語学者(生成言語学)。 - モニカはAIの限界を証明する論文を書いたが、人間に査読される前にAIによって機械的に却下されていた。 - モニカ:自殺した友人。計算言語学(形式言語学)の第一人者。 「鎭子」★☆☆☆☆ - 面白くないのでスキップ。「海の指」と同じ世界(設定)の短編。

Posted by ブクログ

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