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カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か?
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 山と渓谷社 |
発売年月日 | 2020/06/13 |
JAN | 9784635062947 |
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商品レビュー
3.6
15件のお客様レビュー
「行動観察から見えてくる動物の姿は世間一般で思われているイメージとは必ずしも一致しない」なるほど。 カラス専門家が書いたから烏ネタ、鳥ネタが多のは仕方ないけれど書名の見かけ倒れは編集者?出版社?が悪い? 知らなかったことも結構多かったけど業界でもわからないのか、著者が(調べてない...
「行動観察から見えてくる動物の姿は世間一般で思われているイメージとは必ずしも一致しない」なるほど。 カラス専門家が書いたから烏ネタ、鳥ネタが多のは仕方ないけれど書名の見かけ倒れは編集者?出版社?が悪い? 知らなかったことも結構多かったけど業界でもわからないのか、著者が(調べてないから?)わからないのか、どちらだかわからない。索引とかあればネタ本として有効なのだが。新書ならともかく単行本として、この内容では出来栄えが雑で残念。
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動物の生態を紹介した上で、世間に浸透している言説がどのようにズレてるかを解説する構成。 動物を愛する専門家としての自負あってのことだと思うし、ユーモラスで読んでいてわかりやすくはあるのだけど、槍玉にあがってる世間サイドの人間としては「や、よく聞く言説が本気で学問的に正しいとは思っ...
動物の生態を紹介した上で、世間に浸透している言説がどのようにズレてるかを解説する構成。 動物を愛する専門家としての自負あってのことだと思うし、ユーモラスで読んでいてわかりやすくはあるのだけど、槍玉にあがってる世間サイドの人間としては「や、よく聞く言説が本気で学問的に正しいとは思ってないスよ」とも反論したくなる。 「人間、興味ないジャンルは恐ろしく低い解像度で満足しちゃってるのね」という自覚と、いつか使えるかもしれない話のネタがこの本の成果物。 読み物としては面白い。
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動物好きにはたまらなく、面白い。中のイラストもすごく上手。(木原未沙紀さん) 長ったらしく、キャッチーなタイトルだが、著者はカラスを専門に研究されている動物行動学者の松原さん。 従ってカラスを筆頭に鳥に関する話題が多いが、昆虫から爬虫類、魚類、哺乳類まで、知らなかったことが面白...
動物好きにはたまらなく、面白い。中のイラストもすごく上手。(木原未沙紀さん) 長ったらしく、キャッチーなタイトルだが、著者はカラスを専門に研究されている動物行動学者の松原さん。 従ってカラスを筆頭に鳥に関する話題が多いが、昆虫から爬虫類、魚類、哺乳類まで、知らなかったことが面白おかしく書かれてある。 そしてこのタイトルにある形容は、全て人間が主に見た目で判断しているもので、決してそう簡単に割りきれるものではないことを言いたいがためのタイトルだと理解した。 人間以外の動物は、本能と進化の中で生存に必要な機能が備わったものが生き延びてきたものなので、彼らの行動は全て何らかの意味付けがあるのだろうなと感じた。 以下は、なるほどの例。 世界一ブサイクと言われている魚は深海魚のニュウドウカジカ。「リアル人面魚」としか言いようがない。 肥厚した背中の皮膚に卵を埋め込んで保護するコモリガエルもハンパなく気持ち悪い。 働きアリの法則といわれるものは、働きアリのうち2割は働いていない。2割は本当によく働くアリで、残り6割がそこそこ働くアリだという。面白いことに、働かないアリを除去して働く奴ばかりにしても、その集団だけにしてみるとやっぱり、よく働く:そこそこ働く:働かない=2:6:2になる。逆に、働かないアリばかりを集めると、今度は働かないアリだったうちの2割は(その中では)勤勉にり、6割は普通になり、残る2割は本当に働かないので、やっぱり2:6:2が維持される。 ハチドリは仮にー日じゅう食べ続けていても、気温や餌条件によっては餌が足りないと考えられている。 ここで、ハチドリは裏技を使った。夜間、休眠する間は体温をうんと下げ、代謝率を低く抑えて、消費エネルギーを削減したのである。つまり、彼らは鳥のくせに、毎晩冬眠しているのだ。
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