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正義の教室 善く生きるための哲学入門
定価 ¥1,650
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ダイヤモンド社 |
発売年月日 | 2019/06/21 |
JAN | 9784478102572 |
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正義の教室
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4.6
88件のお客様レビュー
自由、平等(功利主義)、宗教の三つの価値観を主人公と3人の登場人物が議論を交わす形で話を展開していくので、わかりやすくてめちゃ面白い。 功利主義には、幸福度を客観的に計算できるのかという問題、身体的な快楽が本当に幸福だと言えるのかという問題、強権的になりがちになるパターナリズム...
自由、平等(功利主義)、宗教の三つの価値観を主人公と3人の登場人物が議論を交わす形で話を展開していくので、わかりやすくてめちゃ面白い。 功利主義には、幸福度を客観的に計算できるのかという問題、身体的な快楽が本当に幸福だと言えるのかという問題、強権的になりがちになるパターナリズムの問題がある。 自由主義には、富の再分配の停止による格差の拡大や弱者が排除される問題、自己責任や個人主義の横行によるモラルの低下という問題、当人同士の合意による非道徳的行為の増加の問題がある。 人類の歴史を遡れば道徳、つまり善や正義といった理想を持っている人間の方が悪人よりも大勢人間を殺している。 ニーチェは、神や善や道徳を普遍的なものではなく、支配者が人間に都合よく大人しくさせるための抑圧の道具に過ぎないと主張し、現実の存在に目を向けた生き方をせよと訴えた(実存主義)。これ以降の哲学史において、超越的な存在を肯定する哲学は全く出てこなくなった。 ロールズは、無知のヴェールによる思考実験を行うことにより、差別をせず、自由を保障するという自由の原理と、社会的・経済的不平等が最も不遇な人にとって最大の利益になるような形で存在するのであれば認めるという格差原理の二つが、万人共通の正しさとして浮かび上がってくるだろうと結論付けた。 構造主義は、人間は何らかの社会構造に支配されており、決して自由に物事を判断しているわけではないと考える。ミシェル・フーコーは「監獄の誕生」の中で、刑務所というシステムが歴史的にどのように誕生し、それが人間にどのような影響を与えたかについて分析し、刑務所は悪人の生活を監視して正常な人間に矯正する装置であると考えた。街を歩く人のほとんどがスマートフォンなどの情報機器を持っている現在は、監視カメラを持ち歩いて互いを監視しあっている状態と言える。 内容的には学生向けなんだろうけど、今まで読んだ本のベスト10に入りそう。
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正義を平等・自由・宗教という3つの点からアプローチし、良い点と悪い点を分かりやすく解説してくれている本。哲学という答えがないものをテーマとしていますが、ストーリー仕立てになってるので内容が頭に入ってきやすいです。 ラストシーンはなるほど、と思いましたが笑ってしまいました。笑撃のラ...
正義を平等・自由・宗教という3つの点からアプローチし、良い点と悪い点を分かりやすく解説してくれている本。哲学という答えがないものをテーマとしていますが、ストーリー仕立てになってるので内容が頭に入ってきやすいです。 ラストシーンはなるほど、と思いましたが笑ってしまいました。笑撃のラストというやつです。
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ばりおもろい。 ばりわかりやすい。 たくさん哲学書読んできたけど、なるほど!そういうことだったのか!と腑に落ちた。 …でも、このオチは…笑
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