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自衛隊の存在をどう受けとめるか 元陸上自衛官の思いから憲法を考える

末延隆成(著者), 飯島滋明(著者), 清末愛砂(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 現代人文社/大学図書
発売年月日 2018/11/28
JAN 9784877987145

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2020/01/11

 本書は、元自衛隊員による自衛隊の知られざる内実の紹介で始まり、それを踏まえて、共著者が自衛隊の海外派遣、安保法制、憲法改定について考察するという構成になっている。どの章を読んでも得るところ大であるが、最も衝撃的なのはやはり、元自衛隊員末延隆成氏による第一章だろう。  自衛隊は、...

 本書は、元自衛隊員による自衛隊の知られざる内実の紹介で始まり、それを踏まえて、共著者が自衛隊の海外派遣、安保法制、憲法改定について考察するという構成になっている。どの章を読んでも得るところ大であるが、最も衝撃的なのはやはり、元自衛隊員末延隆成氏による第一章だろう。  自衛隊は、政府が言うような「日陰の存在」ではなく、災害救助隊としてすでに広く認知されていると言っていいだろう。だが、白々しい言葉遊びはともかく、自衛隊の本質は軍隊である。そして軍隊とは命令とあらば命を奪い、それを厭わないよう訓練される組織である。本書を読むとそれがよくわかる。  例えば、自衛官時代、保安警務隊の所属になった際、末延氏は捕虜の「処理」の仕方を指導されている。「処理」とは捕虜を殺害することである。具体的には、返り血を浴びないよう、銃殺の際は捕虜に麻袋をかぶせる、銃殺では「銃弾がもったいない」場合、後ろから針金で首を絞める、などである。また、水責め、油責め、熱した電話線を使う等、多彩な拷問方法も、ときには自分の体を実験台にされて指導されている。更にそうしたノウハウを伝授したのは、南京事件に参加した元日本兵である。  また、東日本大震災の際、自衛隊と米軍は「トモダチ作戦」を行ったとされているが、実はこれは日米共同敵前上陸訓練だった。末延氏の隊は3月12日には苫小牧から出航可能であったが、アメリカの揚陸艦の到着を待たされ、結局石巻に着いたのは3月20日になった。日米両政府は震災を共同訓練の好機ととらえ、まず訓練を敢行した後、人命救助も行ったのだ。全ては戦いのためであり、人命救助は後回し、これは戦争が本務である軍隊の冷徹な論理からすれば、当然のことだろう。軍隊とは命を粗末にしなければ成り立たない組織なのだ。救えた命がもっとあったはずだと末延氏は悔やんでいるが、そのような意見も、日本が戦っているわけでもないのに他国の戦争へ駆り出されることへの疑問も、現政権への批判も、すべて封殺される。どれほど詭弁を弄しても、政府が他国へ派遣しようとしているのはこのような組織である。安保法制や憲法改定についてどのような考えを持とうと、これがすべての前提になる、そのことを本書は教えてくれる。多くの人に読まれることを願う。  実は本書を読みながら、1985年の日航機墜落事件(事故ではないと思っている)が何度も想起された。本書と直接の関連はないが、「524人の命乞い」(小田周二)、「日航123便 墜落の新事実」「日航123便 遺物は真相を語る」(青山透子)等を読むことをお勧めする。両著者の主張が荒唐無稽どころか、大変信憑性があることがわかる。

Posted by ブクログ

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