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トランプのアメリカに住む 岩波新書1736

吉見俊哉(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2018/09/21
JAN 9784004317364

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トランプのアメリカに住む

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商品レビュー

4

13件のお客様レビュー

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2024/01/24

なんだか、またトランプの時代がやってきそうな気配を感じ、読んでみた。 第1章の「ポスト真実」のところは、あ〜、こんな世界だったなとある種の吐き気を感じつつ、またこうなるのかと嫌な気分にある。が、その背景にある力についてもわかってくる感じ。 だが、2章以降は必ずしもトランプと直...

なんだか、またトランプの時代がやってきそうな気配を感じ、読んでみた。 第1章の「ポスト真実」のところは、あ〜、こんな世界だったなとある種の吐き気を感じつつ、またこうなるのかと嫌な気分にある。が、その背景にある力についてもわかってくる感じ。 だが、2章以降は必ずしもトランプと直結するわけでもなく、ハーバードの教育システムの話しやなぜか1990年代にメキシコに住んだ時の体験記などがあって、ややバラバラ感は感じる。 でも、ここのトピックの切り込みは面白いし、全体としての読後感としては、トランプというより、今のアメリカで進んでいる分断、そしてそれを進めている力が、なんとなく浮かび上がるような感じかな? そして、それはアメリカだけの問題ではなく、その核の傘の中にある日本と必然的に関係している。 著者の個人的なエピソードも多く、わりと読み安いものであった。

Posted by ブクログ

2023/07/24

トランプの切り口と、ハーバードの教育制度との2つの切り口でちょっと、観点がぶれているようにもおもえますが、いろいろな発見がありました。 東大教授が、トランプ統治下のアメリカで、ハーバードで1年間授業をもったものを扱っています。 気になったのは以下です。 ■過去数十年で、日米の...

トランプの切り口と、ハーバードの教育制度との2つの切り口でちょっと、観点がぶれているようにもおもえますが、いろいろな発見がありました。 東大教授が、トランプ統治下のアメリカで、ハーバードで1年間授業をもったものを扱っています。 気になったのは以下です。 ■過去数十年で、日米の教育格差は縮まるどころか広がってきた。アジア、中国の台頭により、日本の役割は大幅に後退している。 ■トランプのアメリカを理解する上での4つの視点  ①ポスト真実化 フェーク  ②階級の次元化 ラストベルトの白人層の支持、  ③ナショナリズムと人種主義  ④性差別と暴力の次元 ■浮上するロシア疑惑 ・トランプ政権とロシア諜報工作 ・ソーシャルメディアの利用 ・トランプが約束した悪魔祓い ①外国勢力、②ワシントンの指導者たち、③黒人、イスラム教徒に潜む悪い人たち ・テレビに加えて、インターネットの利用、粗製乱造でも、情報量を爆発的に増やした方が有利になる ・4つの視点  ①ニュースは、62%の成人が、マスメディアでなく、ソーシャルメディアから得ている   ②フェイスブックではニュースよりも、偽ニュースがより広く共有されていた  ③偽ニュースに接した人は、偽ニュースのことを信じた人が多かった  ④最も人気のあった偽ニュースは、トランプに有利となる方向で、選挙に影響を与えた ・いまや、既存のジャーナリスムに対する信頼は低下している ・ロシアの介入は、想定よりもはるかに大規模で深刻なものだった。 ■アメリカの国旗・国歌 ・国旗・国歌の変遷  ①成立期の18世紀末から19世紀初頭にかけて  ②南北戦争前後  ③19世紀末から、20世紀初めにかけて ・国歌  星条旗「The Star-Spangled Banner」  マイ・カントリー・ティズ・オブ・ジー 「My Country, Tis of Thee」 旧国歌 スーザ 星条旗よ永遠なれ 「Stars nad Stripcs Forever」  キング牧師公民権運動  ■ハーバードで教える ・シラバス(授業計画)の作成、シラバスは学生との契約書 ・ハーバードには、TA(ティーチ・アシスタント)がいる ・学生相互が問題関心を共有し、教師がいないかのように自分たちで議論を続けるのが理想 ・課題テキストを事前に読んできて、授業のために、問題意識を共有 ・日本はとにかく単位が多い、だから、1つの授業に集中する時間がとれない ・一方的に教えるのではなく、学生自身、学生と教師とで創造的な対話を行う ・自明であることを疑え、常識に従うのではなく、学問的な論理に従って考え、その常識の前提を問い返そう ・ハーバードでは、授業が、日本でいう入試に相当している、だから、だれもが真剣になる、教師も勝手に休講にできない ・授業について、学生による評価がある、アンケートではない。教師の評価と、授業改善のため。 ■性と銃 ・ハリウッドでセクハラ騒動 最先端のアメリカで起こったショックのできごと。多くの大物が職を追われた ・黒人奴隷への性暴力の歴史、それも公然とおこなわれていた ・自由と民主主義を掲げる裏で、暴力が行われている。銃乱射事件 ・野放しにされる銃、銃規制をすることは法律で封じられている。 ■核と、北朝鮮、そして日本 ・アメリカが求めるのは、完全で検証可能、不可逆な方法での非核化 ・北朝鮮が求めるのは、体制保証、米朝国交正常化、経済制裁解除 北朝鮮からみれば、韓国内にアメリカの核がある ・北朝鮮は、身内を次々に殺害してきた暴君 ・日本の空爆、朝鮮戦争、ベトナム戦争はアメリカの攻撃の原型 ・朝鮮戦争は、停戦中であり、終戦したわけではない。 ・核  日本 広島・長崎 徹底的に忌避される存在へ ⇒ 核を一切もたない    北朝鮮 朝鮮戦争のときでさえ、使用されることはなかった、おどしの切り札として装備 ⇒ 強大な核をもつ ・アメリカは、戦後、占領政策こそが、日本人を圧政から解放し民主化に導いたと考えていた ⇒ ライシャワーは一貫して批判  日本には、そもそも江戸時代から十分に近代化社会であって、明治大正のエリートが欧米に負けない近代国家に育てたとみる。 目次 はじめに トランプのアメリカに住む 第1章 ポスト真実の地政学 第2章 星条旗とスポーツの間 第3章 ハーバードで教える 第4章 性と銃のトライアングル 第5章 反転したアメリカンドリーム 第6章 アメリカの鏡・北朝鮮 終章 NAFTAのメキシコに住む あとがき 主な引用・参考文献 ISBN:9784004317364 出版社:岩波書店 判型:新書 ページ数:256ページ 定価:840円(本体) 発売日:2018年09月20日第1刷

Posted by ブクログ

2022/05/29

雑誌、世界に掲載されたエッセイを集めたものである。読み易い。学生にとってはハーバードの教育が参考になるが、その通りを望まないであろうことは明白である。

Posted by ブクログ

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