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星の文学館 銀河も彗星も ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2018/07/09 |
JAN | 9784480435293 |
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商品レビュー
3.2
8件のお客様レビュー
なんだろう、編者の方の趣味嗜好なのか、とっても幻想チックな雰囲気の文章多め そして何故だか奥付けのエッセイで雪舟えま先生の恋シタイヨウ系の話で締めてた さてはオタクだな、和田博文氏
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『星の文学館』 星に関するアンソロジー。 目次から宇宙でわくわく。壮大な宇宙にちっぽけな人間が思いを馳せる、それ自体に趣があるなぁと思った。宇宙は謎に満ちてて、それぞれの考える宇宙が全部本当になる。つまりこれは、一冊で38個の宇宙が覗けるお得な本。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
星や天体に関するアンソロジー。 印象に残った話 コメット・イケヤ/寺山修司 池谷彗星の発見とサラリーマンの失踪から、「何かを発見したときには、同じ世界の何かを失わねばならないのではあるまいか」という疑問を発端とし描かれた戯曲型の作品。 雑踏の声や、池谷さんと長谷川さんの奥さんへのインタビューなどの間に、作者の疑問を代弁する盲目の少女(星の王女様)など、場面転換がテンポよく、短編ドラマを見ているようで面白かったです。 太陽征伐/下村湖人 台湾の伝説。二つの太陽がために、世界は枯れようとしていた。太陽までの道は熱く遠い。3代の勇者が征伐に向かう。矢で太陽を射る。太陽は青白いまんまるな銀盤、すなわち月となる。太陽の血潮が飛び散ったもの 星と呼ぶ。昼と夜の区別の起源も語られる。SF神話のようで面白かったです。 冬の一等星/三浦しおん 車の後部座席で眠っていた「わたし」と、計らずしも誘拐してしまった「文蔵」の短い時間の交流が描かれる。孤独な「わたし」を救ったのは、見ず知らずでおそらく後ろ暗い闇を背負う青年であって、「わたし」の心にその交流は生きている。とても印象に残った作品です。 よだかの星/宮沢賢治 慎ましく生きているのに、よだかの周りは理不尽に溢れていて悲しくなる。最後には望み通り星になれたので救われるが、切ない。 宇宙人/倉橋由美子 LとKの関係性や、家族造形が奇妙でした。(始め、外国の小学生くらいの子供たちを想像した) Lの結婚式の後、宇宙人の穴の中に入っていく二人「まるで、生まれるときの逆だ」 色々、暗示的な読み方もできるし、そのまま読んでも不思議で面白かったです。
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