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怪談 光文社古典新訳文庫

ラフカディオ・ハーン(著者), 南條竹則(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2018/07/11
JAN 9784334753801

怪談

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商品レビュー

3.4

6件のお客様レビュー

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2024/02/15

読みやすく、面白い。 解説にもあるように、ほとんどは再話文学で、またこの本によって有名になって児童向けの怪談集などに収録されているために、幼い時分に読んだ記憶のあるものだったが、出典の明示されていない「かけひき」(解説ではリラダンの影響が指摘されているが)は日本的怪奇趣味に合理主...

読みやすく、面白い。 解説にもあるように、ほとんどは再話文学で、またこの本によって有名になって児童向けの怪談集などに収録されているために、幼い時分に読んだ記憶のあるものだったが、出典の明示されていない「かけひき」(解説ではリラダンの影響が指摘されているが)は日本的怪奇趣味に合理主義的なオチがポンとくっついているのが面白かった。 また、後半の「虫の研究」3編はそれぞれ味わいが異なる。「蝶」は日本の蝶を愛でる感性や逸話の多くが中国由来と考えられる、とことわりを入れつつも、蝶の登場する俳句などを列挙し、その詩心を賞賛する。「蚊」では墓に供えられた水から蚊が沸いて困るが「仏教では殺生を禁じている…」(そういえばそうだと膝を打った!) 「蟻」はアリの社会性をスペンサーの社会進化論に結びつけて論じる。社会進化論は帝国主義の正当化(西洋人が未開地域の文明化を果たしてやってるのだ!という考え方)と結びつくので、今日日評価されにくい思想だけれど、日本の滅びゆく近世と心中するような文章を書いた著者の目を通してみると、社会進化論をそう読む人もいたんだ…と感心する。

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2024/01/29

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の「怪談」の新訳。2018年の初版で、訳者は南條竹則だ。訳が新しく、これまでの「怪談」研究の成果を踏まえているので、とても読みやすい。しかも、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の生涯について解説も記載されており、至れり尽くせりだ。初めて「怪談」を読む...

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の「怪談」の新訳。2018年の初版で、訳者は南條竹則だ。訳が新しく、これまでの「怪談」研究の成果を踏まえているので、とても読みやすい。しかも、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の生涯について解説も記載されており、至れり尽くせりだ。初めて「怪談」を読む人には、この本をお勧めしたい。

Posted by ブクログ

2023/12/24

耳なし芳一、ろくろ首、雪女、幼少の頃、恐怖の世界に陥し入れてくれた物語がここにあった。 ただ、今読むと恐怖というよりは不思議な物語ばかりだ。さらに言えば美しさすら感じる。私も歳を重ねたものだな。

Posted by ブクログ

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