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国体論 菊と星条旗 集英社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2018/04/01 |
JAN | 9784087210286 |
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国体論
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商品レビュー
4.1
27件のお客様レビュー
2018年4月。同年6月に朝日新聞で評されている。 天皇制を国体とした日本は敗戦後、アメリカ(に従うこと)が国体となった。憲法よりも日米安保が上位に位置付けられている実態。 本書の冒頭と最後に繰り返される平成天皇のお言葉、それへの敬意と、お言葉の中に、闘っている烈しさを感じるとい...
2018年4月。同年6月に朝日新聞で評されている。 天皇制を国体とした日本は敗戦後、アメリカ(に従うこと)が国体となった。憲法よりも日米安保が上位に位置付けられている実態。 本書の冒頭と最後に繰り返される平成天皇のお言葉、それへの敬意と、お言葉の中に、闘っている烈しさを感じるという姿勢。大胆で明快な見方、頭がすっきりする。
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第二次世界大戦の終結とともに崩壊したとみなされている日本の「国体」という概念を、「戦前の国体」と「戦後の国体」という二つの概念に再編することで、過去から現在までをつらぬく日本の問題と、その変容の過程をえがいた本です。 「戦前の国体」が、「天皇の国民」「天皇なき国民」「国民の天皇...
第二次世界大戦の終結とともに崩壊したとみなされている日本の「国体」という概念を、「戦前の国体」と「戦後の国体」という二つの概念に再編することで、過去から現在までをつらぬく日本の問題と、その変容の過程をえがいた本です。 「戦前の国体」が、「天皇の国民」「天皇なき国民」「国民の天皇」という枠組みの変化をたどっていったのと同様に、「戦後の国体」はかつて天皇が占めていた位置にアメリカが置かれることになり、「戦前の国体」とパラレルな変化をたどったと著者は考えます。そして、日本のナショナリストたちがもはやアメリカへの追随をかくすこともなく全面的に主張するにいたっている現在の日本の状況が生まれた経緯を解き明かしています。 戦後のアメリカ追従という問題について深い考察をおこなった人物としてただちに思い浮かぶのは、批評家の江藤淳です。むろん江藤は、本書のキーワードである「国体」という概念を中軸にして考察をおこなったわけではありませんが、小島信夫の『抱擁家族』を参照しつつ、近代日本の家父長制が敗戦によって決定的な変容をこうむったことに目を向けており、文学の領域における「アメリカの影」について鋭い考察をおこないました。本書では、文学にかかわる人物としては三島由紀夫がとりあげられていますが、もっぱら三島が直接的な行動に出た理由について検討するにとどまっており、あえて著者は文学の問題に立ち入ることを避けたのかもしれませんが、著者とは政治的立場の異なる江藤の議論について、著者がどのように評価しているのかということが、個人的には気になっています。
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文字通り戦後の日本とアメリカの関係について。 文章のせいか、著者の言いたいことがわかりにくかった。
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