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お隣りのイスラーム 日本に暮らすムスリムに会いにいく

森まゆみ(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 紀伊國屋書店
発売年月日 2018/02/15
JAN 9784314011556

お隣りのイスラーム

¥220

商品レビュー

4.1

10件のお客様レビュー

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2023/04/29

日本に暮らすイスラーム圏の人々へのインタヴューを通じて、「隣人であるイスラームの人々を知ろう」という『scripta』誌の連載を加筆修正し書籍化。 ムスリムとして、また"外国人"として日本で暮らす彼ら彼女らの苦労や物の見方の、なんと多様で含蓄に富むことだろう...

日本に暮らすイスラーム圏の人々へのインタヴューを通じて、「隣人であるイスラームの人々を知ろう」という『scripta』誌の連載を加筆修正し書籍化。 ムスリムとして、また"外国人"として日本で暮らす彼ら彼女らの苦労や物の見方の、なんと多様で含蓄に富むことだろう。単なる「日本スゴイ」ではなく「ここが変だ・改めるべきだ」という問題提起もある。シリア出身の方への取材では欧米――殊にアメリカの「戦争をしないとやっていけない」国家としての在り方が、クルドの方への取材では日本政府の難民支援への消極的姿勢が浮き彫りになる。ひょっとすると彼ら彼女らのほうが真の意味で「日本人」なのかもしれない、と考えさせられた。

Posted by ブクログ

2022/10/19

『日本の中でイスラム教を信じる』を読んで変わったことが一つある。 「イスラム教徒の人々」と一括りにせず、「(全世界のイスラム人口である)16億人分の1の存在」と個人単位で見るようになったことだ。一人ひとり信仰の仕方や捉え方も違うことを深く印象付けられた。 今回も日本在住の「16億...

『日本の中でイスラム教を信じる』を読んで変わったことが一つある。 「イスラム教徒の人々」と一括りにせず、「(全世界のイスラム人口である)16億人分の1の存在」と個人単位で見るようになったことだ。一人ひとり信仰の仕方や捉え方も違うことを深く印象付けられた。 今回も日本在住の「16億人分の1の存在」を作家の著者がインタビューする形式。イスラームにまつわる場所のコラムも掲載されている。 『日本の中で…』と違う点は、カフェで談話するようなソフトタッチなインタビューと言ったところか。(その秘密は著者のフランクなトークと質問力にあると自分は見ている) 著者が訪ねたお隣りのイスラームさんの中で、読後も印象に残っている方々を挙げていきたい。 ・エスマイリ・サミルさん(イラン) 浅草でペルシャ絨毯店を経営されている。 サミルさんは礼拝よりビジネスを優先される仕事人間(「神様がぼくたちを食べさせてくれるわけじゃないからね」)で、「寧ろ日本人ぽい!」とイメージを大きく覆された。家業にここまで誇りを持てる人がいるということも。 「絨毯は世界で唯一の踏めるアート」という彼の言葉が、いつまでも輝いて消えずにいる。 ・ガザール・イサームさん(シリア) 理論的に話を展開される方で、著者も他の方よりかは比較的真剣なご様子で取材されていた。 自国から見た「中東で紛争の多い理由」を世界史の授業並みに客観的に解説されるイメージが頭について離れない。1歳半の時に父親を第3次中東戦争で失い、8歳から労働に就いた。紆余曲折を経て今はシリアの日用品でお土産としても名高いオリーブ石鹸を日本で販売されている。あのパルミラ遺跡も破壊された今、少しでも母国の記憶を形に残したいという彼の願いだけでも報われないのだろうか。 ・ジャトゥー・ンゴムさん(セネガル) ズバリ、面倒見の良い頼りにしたいお姉さん!笑 外国人留学制度で高校生の頃に来日、取材当時は日本の人材派遣会社に勤務されていた。 学校や職場では、多少の文化摩擦はあれどみんな理解を示し、セネガルと日本の架け橋になりたいという彼女の夢も応援してくれている。取材後には実際にその夢をカタチにしたとの事で、その行動力に脱帽…「夢を打ち明けられないなら、私がヒアリングしてあげたい!」是非お願いしたいです…! イスラーム圏への旅行コラムは五感で感じたことを全て書き留めようとしている印象だった。旅行の際自分がつける日記のスタイルに似ていて、そこは少し共感した。 旅行中大きなトラブルが発生しなかったのは、心優しい現地の人々のおかげだと思っている。旅の描写を通して、お隣りのイスラームさんと我々の間にそそり立つ見えない壁を感じさせないようにしているということも。 ※あとがきには取材中に読んで面白かった本と映画が紹介されている。 その中に自分も読んで笑いが止まらなかった高野秀行氏の『イスラム飲酒紀行』が入っていた。あれだけ笑っていたけど、真のイスラーム世界を知る上での必読書なのかもしれない。

Posted by ブクログ

2022/02/12

20220212 ムスリムについて知りたいという気持ちから、図書館で見つけた一冊。 イスラームは宗教でありながら、政治と結びつけて考えられてしまうことが多く、本当のイスラーム、ムスリムの姿って私たちの偏見や想像で作られてる気がする。 イスラームの考え、暮らしぶりを知る第一歩と...

20220212 ムスリムについて知りたいという気持ちから、図書館で見つけた一冊。 イスラームは宗教でありながら、政治と結びつけて考えられてしまうことが多く、本当のイスラーム、ムスリムの姿って私たちの偏見や想像で作られてる気がする。 イスラームの考え、暮らしぶりを知る第一歩となったとともに、在留外国人社会など、日本にもある自分が知らない世界をもっと知りたいと思った。 もしかしたら自分も同じ立場になるかもしれないしねw イスラーム、アラビア語って世界的に見ても勢力がすごいということを改めて実感! アラビア語挑戦してみようと思う!

Posted by ブクログ

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