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心理学と錬金術 新装版(Ⅱ)

C.G.ユング(著者), 池田紘一(訳者), 鎌田道生(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 人文書院
発売年月日 2017/11/01
JAN 9784409330562

心理学と錬金術 新装版(Ⅱ)

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2021/05/24

「心理学と錬金術II」は、「第3部錬金術における救済表象」をおさめる。 「心理学と錬金術 I」が、錬金術の表象を使って、個人の夢を個人の無意識というより、集合的無意識に属する表象を解釈する事例の紹介が中心であったのに対して、「II」は、錬金術自体の紹介が中心。「I」のほうは、ち...

「心理学と錬金術II」は、「第3部錬金術における救済表象」をおさめる。 「心理学と錬金術 I」が、錬金術の表象を使って、個人の夢を個人の無意識というより、集合的無意識に属する表象を解釈する事例の紹介が中心であったのに対して、「II」は、錬金術自体の紹介が中心。「I」のほうは、ちょっと強引な解釈じゃないかな?と思うところが多々あったのだが、こちらは錬金術はどういうものなんかという内容で、また錬金術の本からのたくさんの図版が紹介されていて、純粋に面白かったな。 基本的には、ヨーロッパにおける異教的な錬金術とキリスト教との関連性などを整理しながら、その心理的な意味合いを読み解いていく感じ。なるほど、ユングの理論のコアともいえる「対立物の結合」が、こうした研究に基づいていたんだな、と分かってくる感じ。 そして、最後のほうは、ヨーロッパ以外で、同様の表象があることを指摘して、錬金術的なものが、ある文化に限定されるわけでなく、「人類共通」の無意識であることをやや控えめに示唆する。 エピローグでは、ゲーテの「ファウスト」とニーチェの「ツァラトゥストラ」に言及していて、この本が出された1944年という時代を考えれば、ナティズムを意識しながら書いたのだろうという感じもあって、なるほど感があった。

Posted by ブクログ

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