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隣接界 新☆ハヤカワ・SF・シリーズ

クリストファー・プリースト(著者), 古沢嘉通(訳者), 幹遙子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2017/10/20
JAN 9784153350359

隣接界

¥1,155

商品レビュー

3.7

9件のお客様レビュー

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2019/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 カメラマンのティボー・タラントはトルコで野戦病院で業務に従事する看護師の妻を反政府ゲリラの攻撃で失い、海外救援局によって英国に連れもどされる。しかもその英国はわれわれの知る英国ではない、グレート・ブリテン・イスラム共和国なのだ。ロンドンを通るが、救援局は何かを隠している。それは正三角形にすべてが消失している敵の攻撃のあとであり、彼の妻もその兵器にやられたのだ。そしてその兵器は隣接にかかわっているらしい。タラントは現実なのか何なのかわからないカフカ的世界に引き込まれていく。  そしてそのタラントの物語に別の物語が挿入される。第一次大戦中、敵を欺いて飛行機を見えなくする作戦に駆り出された手品師は道中の列車の中でH・G・ウェルズと知り合う。隣接を発見した晩年のリートフェルト博士に取材に行く記者、同道するカメラマンは若き日のタラントだ。第二次大戦中、いわくありげなポーランド出身の女性パイロットに恋した整備兵の話。いやそれはその女性パイロットの来歴の物語でもある。そして夢幻諸島のブラチュウスで一旗揚げようとする奇術師の巻き込まれる事故、それにかかわる女性の視点からの別の現実。プリーストの多くのモティーフが放り込まれているのだが、こうした物語が隣接なのだ。  全体を覆う戦争の影、そして航空機への愛。いや、「限りなき夏」のプリーストが帰ってくるのだ。

Posted by ブクログ

2018/12/25

この先どうなるの?というハラハラと、モヤッとした”歪み、ズレ、不整合”へのドキドキ、イライラ。終わりよければ全てよし、かーい!と突っ込んでしまった「夢幻諸島から」しか読んだことないクリストファー・プリーストの「隣接界」。不思議な読書体験でした。

Posted by ブクログ

2018/12/19

何とか読み終えました。それぞれのエピソードは興味深く読めましたが前作「夢幻諸島から」は途中で挫折したのでこれも大丈夫かと思いながら読みました。過去作品の集大成とのことですがそれについてはよくわかりませんでした。ページ数の割には、というのが正直なところ。

Posted by ブクログ

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