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かくて行動経済学は生まれり

マイケル・ルイス(著者), 渡会圭子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2017/07/14
JAN 9784163906836

かくて行動経済学は生まれり

¥220

商品レビュー

3.2

21件のお客様レビュー

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2024/03/25

2010年にデータ分析を武器にMLBの常勝球団となったオークランド・アスレチックスのGMビリー・ビーンの物語「マネーボール」は経済に理論を持ち込んだ。しかし、その先人はイスラエル独立戦争のころから活躍していたダニエル・カールマンとエイモス・トベルスキーであった。イスラエル陸軍のア...

2010年にデータ分析を武器にMLBの常勝球団となったオークランド・アスレチックスのGMビリー・ビーンの物語「マネーボール」は経済に理論を持ち込んだ。しかし、その先人はイスラエル独立戦争のころから活躍していたダニエル・カールマンとエイモス・トベルスキーであった。イスラエル陸軍のアドバイザーとして、教育訓練や作戦に生きたデータ活用を経験した二人は、1976年ヘブライ大学からスタンフォードに居を移す。アメリカで行動経済学として二人の研究成果が注目されるまでには長い年月を要した。1996年にエイモスが死去し、2002年にノーベル賞を受賞。それからようやく、どうして人間は不合理な意思決定を行うのかの学問が花開くことになる。

Posted by ブクログ

2022/08/26

この本、図書館で経済学の棚にあったけど・・・どうなんだろう。内容的には文学(ノンフィクション)の棚の方がふさわしいんじゃないかなぁ。 だって、これは完全にラブストーリーだと私は思った。 行動経済学の開祖、ダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキーの二人の出会いと別れの物語。 ...

この本、図書館で経済学の棚にあったけど・・・どうなんだろう。内容的には文学(ノンフィクション)の棚の方がふさわしいんじゃないかなぁ。 だって、これは完全にラブストーリーだと私は思った。 行動経済学の開祖、ダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキーの二人の出会いと別れの物語。 著者マイケル・ルイスも、「二人の関係は性的なものが介在されない恋人同士みたいなものだ」というようなことを書いていたが、本当にそうだと思った。(書かれていた箇所が見つからないので、申し訳ないですが正確な引用ではないです) 起きている間はいつも一緒にいて、二人でこもる研究室の扉の向こうからはずっと笑い声が聞こえている。他の人は誰も共有できない二人だけの世界。 こんな幸せな人生ってあるかしら、と読みながら思った。当時の奥さんはひそかに嫉妬していた、というが、そりゃそうだよなぁ、と思った。 独力で偉業を成し遂げることももちろん素晴らしいことだと思うけど、以心伝心の親友と二人で毎日笑いながらアイデアを練り上げて、その結果、世界を変えてしまうようなすごいものが出来上がる、って最高じゃないかと思う。私も奥さんじゃないけど、いいなぁ、二人だけでそんな楽しいことして、と思った。 そして、この二人ほどの偉業じゃなくても、古今東西の産業界を探すと、いろんな形(カップリング)の似たような疑似恋人関係ってけっこうあるんじゃないのかなぁ。 それを幸せと言わずして何を幸せと言うのか、という感じ。 初期値に推計値が左右されることに気づかない「確証バイアス」や、インプットのパターンに一貫性があると、理屈抜きで予測に自信満々となる「妥当性の錯覚」などは、用語は知らなくても、今はわりとみんな知っている脳のはたらき、という感じがするけど、ほんの4~50年前まではこんな風に誰も思いもよらないことだったんだ、とビックリした。こうして綺麗に整理されて説明されると、まるで自明のことのように感じるけれど、ここまでスッキリ説明されるまでには、二人の天才の頭脳による長い考察と研究が必要だったんだなぁ、と驚く。 そして、この二人のバックグラウンドとして欠かせない、イスラエルという国の特異性も、読んでいて非常に驚かされた。 ニュースで聞くイスラエルという国は、いろいろと遠すぎて私にはあまりピンと来ないのだが、こうして「誰かの物語」の背景として読むと、いろんな意味で分かりやすく、あらためてイスラエルのすごさに度肝を抜かれた。(この国に対しての「すごい」の意味はポジティブ・ネガティブ両方ある) なんか、うまく言えないけど、とにかく、いろいろすごい。 この本は、マイケル・ルイスの中では、ちょっとわかりづらいというか、読みづらいなぁ、と思った。 でも、たぶん、もともとマイケル・ルイスの文章というのはそういうもので、私が今まで読んだのは東江一紀さんが訳していたからスイスイ読めた、という部分もあるのかも、と思った。 この本の訳も全然悪くはなかったけれど(東江さんと共訳されていた方だし)、でもところどころで、「ん?この指示代名詞は何を指すのかしら」と首をひねる箇所がいくつかあった。たぶん原文がそうなのかな。 構成も、少々もたついている印象だった。

Posted by ブクログ

2022/02/27

行動経済学の始まりの物語。 ・どんな分野の専門家でも、その人自身の頭の中でなぜ判断が歪められてしまうのかについては、すでに何年も前に説明がなされている。それを行ったのは、二人のイスラエル人心理学者、ダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキーである。 ・スカウトはほぼ一瞬で...

行動経済学の始まりの物語。 ・どんな分野の専門家でも、その人自身の頭の中でなぜ判断が歪められてしまうのかについては、すでに何年も前に説明がなされている。それを行ったのは、二人のイスラエル人心理学者、ダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキーである。 ・スカウトはほぼ一瞬で印象を決め、そのあとはそれに合うデータを集めてしまう傾向にあるのだ。これは”確証バイアス”というものだ ・悲観的だと悪いことを二度も経験することになる。一度は心配しているとき、二度目は本当に起こるときだ。 ・人はものごとの本質で選ぶのではない。ものごとの説明のしかたで選ぶのだ。

Posted by ブクログ

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