1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

避雷針の夏 光文社文庫

櫛木理宇(著者)

追加する に追加する

定価 ¥726

¥660 定価より66円(9%)おトク

獲得ポイント6P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2017/07/11
JAN 9784334774936

避雷針の夏

¥660

商品レビュー

3.6

10件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/07/15

不快で嫌な話なんだけど嫌いじゃない笑。 田舎町の閉塞感、そこで暮らす人達の鬱屈とした思いや、人が持つ醜い感情と悪意がギューッと詰まっていて、登場人物に苛立ちながらもグイグイ読めた。 梅宮と真保美が、特に嫌。 終始不穏な空気が漂っていたけど、ラストは溜飲が下がる思いで読後は悪くない...

不快で嫌な話なんだけど嫌いじゃない笑。 田舎町の閉塞感、そこで暮らす人達の鬱屈とした思いや、人が持つ醜い感情と悪意がギューッと詰まっていて、登場人物に苛立ちながらもグイグイ読めた。 梅宮と真保美が、特に嫌。 終始不穏な空気が漂っていたけど、ラストは溜飲が下がる思いで読後は悪くない。

Posted by ブクログ

2022/12/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

暗い。暗い。暗い。 それでも、読むのはやめられない。 誰もがプツンと切れてもおかしくなかったし、これからどうなっていくのか、気になって仕方がなかったのだ。 「ゲスとクズとグズしかいない」 解説を読んで、なるほど。 登場人物たちに感情移入できた人は少ないだろう。 不快感を覚える。軽蔑する。イライラする。 だが、登場人物と同じことをしていないだろうか? してこなかっただろうか? 何かから逃げ続けたり、ネットに依存したり、弱いものをいじめたり、、、 睦間は人の弱い部分を丁寧に映し出した町なのである。 そして、誰もが避雷針にはなりたくないが、避雷針がなくては成り立たないほど、脆い町だったのだ。 睦間は消えてなくなったが、睦間で燃え盛っていた業火は未だ燻り続けている。

Posted by ブクログ

2022/08/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ネタバレかも。 イヤミスが好きで。 真梨幸子さんも好きですけども、櫛木さんはまた毛色が違う気味の悪さを表現してて。 本作もエンディングまでのうわぁ…って思わせるような感じが堪らなかった、けども最後、最後もう少しあったんじゃないかなって。 誰かが救われる話は誰かが奪われる話に近似している、そう感じました。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品