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服従 河出文庫

ミシェルウエルベック【著】, 大塚桃【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2017/04/19
JAN 9784309464404

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商品レビュー

3.4

42件のお客様レビュー

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2024/02/11
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※このレビューにはネタバレを含みます

「人間の絶対的な幸福は服従にある」。 2022年のフランス大統領選で、ファシスト党とイスラーム党が決選投票に残り、イスラーム政権が誕生するお話でした。 楽しいの意味はなく、面白かった。 知識や教養は、超越神の前では脆い。インテリほど迎合も早いというのは驚きです、フランスはレジスタンスの国だと思ってたけどインテリはこうなのかな? この主人公は、再び大学で教鞭を執って生活していくためにイスラームに改宗するというより、何人も妻が欲しい…の方が強そうなのにもやもやするところがありました。もともとノンポリなのも珍しいかも。 外堀から埋められるみたいなところに寒気がしました。その方向からか、と。 実際にこれが起こるかと言われれば8割方無かろうとは思います。でももしも…となれば、このお話の流れは自然に感じられました。 一神教の国でこうなんだから、多神教だともっと容易そう。だけど、男性観で拒否しそう。。 2024年に読んでいるので、解説にあるイスラエル人のご友人の「ハマスの主敵はイスラエル」がつくづくわかります。イスラーム国とハマスがガザ地区で内ゲバやってたのは存じなかったけれど…どちらもスンニ派なんだな。 世界的に世論はパレスチナ支持に傾いてる。イスラーム支持でなく、イスラエルがやり過ぎという方向で。 でももしもイスラエル側が「敗戦国」とされても、それがそのままイスラーム支持という意味にはならない気はします。見方が甘いかなぁ。

Posted by ブクログ

2024/02/09

宗教の話なので難しそうだなぁと敬遠していたが読んでビックリ!スーパー面白かった。今まで読んできたウエルベック作品の中でもストレートでシンプル。複雑さが控えめで読みやすい。主人公一人にしか焦点が当たらず分量も少なめなのもあるが。オチへ行き着く云々よりも、主人公が孤独に生きている些末...

宗教の話なので難しそうだなぁと敬遠していたが読んでビックリ!スーパー面白かった。今まで読んできたウエルベック作品の中でもストレートでシンプル。複雑さが控えめで読みやすい。主人公一人にしか焦点が当たらず分量も少なめなのもあるが。オチへ行き着く云々よりも、主人公が孤独に生きている些末な日常のディテールがツボだった。徹底的に孤独で、やる気もなく、生活に不自由もなく、社会的地位もあり、中の上な生活水準だからこそ希死念慮が襲うと言う部分が。

Posted by ブクログ

2023/09/28

西欧文明の行き詰まりからありうる近未来を描くということなのかな。一つの極端な基本的にはなさそうな可能性っていうことなのかもしれないけど、全体的なインテリ限定の世界にいまひとつ入り込めない印象。佐藤優の解説が余計に胡散臭さを感じさせる。この人の作品は初めて読んだけど女性の書き方はな...

西欧文明の行き詰まりからありうる近未来を描くということなのかな。一つの極端な基本的にはなさそうな可能性っていうことなのかもしれないけど、全体的なインテリ限定の世界にいまひとつ入り込めない印象。佐藤優の解説が余計に胡散臭さを感じさせる。この人の作品は初めて読んだけど女性の書き方はなんか酷い。この作品だけ?

Posted by ブクログ

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