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ライブ・経済史入門 経済学と歴史学を架橋する
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 勁草書房 |
発売年月日 | 2017/03/01 |
JAN | 9784326550784 |
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ライブ・経済史入門
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『ライブ・経済学の歴史』『ライブ・合理的選択論』(ともに勁草書房)につづく、シリーズ第三弾です。シリーズのなかで、著者の専門に近い分野ということもあり、経済史という方法論についてもある程度立ち入った考察が展開されています。 経済学の考え方を用いて経済史上の重要な事例を解き明かす...
『ライブ・経済学の歴史』『ライブ・合理的選択論』(ともに勁草書房)につづく、シリーズ第三弾です。シリーズのなかで、著者の専門に近い分野ということもあり、経済史という方法論についてもある程度立ち入った考察が展開されています。 経済学の考え方を用いて経済史上の重要な事例を解き明かすという方針で、解説がおこなわれています。本書で著者は、歴史学と経済学のはざまに位置する経済史学という学問の特殊性に触れ、両者を架橋する試みが示されています。こうしたアプローチで人類史における経済の歴史を見なおすことのおもしろさを教えられました。 ただ、歴史学的な観点からの経済史の入門的解説を期待していた読者には、具体的な事実についての言及がすくないことに不満を感じるかもしれません。
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一般的な経済史的現象を経済学の分析ツールで分析した本。ツール自体はそんなに複雑なものを使わずに経済学部2年生程度の知識で充分。そういう意味では「入門」として読みやすい本だ。しかし、普通、経済史の講義ではあまりこうしたアプローチは取らない。たいてい「日本経済史」とか「西洋経済史」と...
一般的な経済史的現象を経済学の分析ツールで分析した本。ツール自体はそんなに複雑なものを使わずに経済学部2年生程度の知識で充分。そういう意味では「入門」として読みやすい本だ。しかし、普通、経済史の講義ではあまりこうしたアプローチは取らない。たいてい「日本経済史」とか「西洋経済史」といった形で日本の経済発展史などを講じる場合が多いからだ。「一般経済史」とか「経済史総論」系の科目が減っていることもあるだろう。幸い、うちの大学は「経済史AB」という総論系科目があり、今年からに新カリでは「経済史総論AB」と位置付けがより明確になった。 個人的な事情から言えば、当面、「経済史総論AB」を担当する機会はないのだが、もしやるとしたらこの小田中さんの本などは大いに参考になる。ファミリービジネス(小農経営)の誕生などを消費者行動理論を用いて説明するなど、結構、面白い。産業革命の部分もちゃんとソローモデルで説明しているし。
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