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まあちゃんのすてきなエプロン こどものとも絵本
定価 ¥1,100
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 福音館書店 |
発売年月日 | 2016/10/01 |
JAN | 9784834082906 |
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まあちゃんのすてきなエプロン
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商品レビュー
3
9件のお客様レビュー
まあちゃんの気を引くために動物達がこっそり起こす行動の巧みなこと! 娘たちは泥棒だー!と憤慨してたけど。 お話としては面白いと母は思うけどなぁ。
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楽しい感じの絵本だけど、物を勝手に取ることが普通に描かれてるのが少し気になるところ。ピクニックのシーンは楽しい感じで良かったです。
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『まあちゃん』シリーズも本書で三作目(1997年)となるが、これだけ毎回毎回、テーマが思い切り異なるシリーズものも珍しいのではないかと思えるくらい、その先の読めなさがたまらない。 今回の物語は、まあちゃんが注文していたエプロンを、お母さんに縫ってもらい、「わーい、(ポッケが...
『まあちゃん』シリーズも本書で三作目(1997年)となるが、これだけ毎回毎回、テーマが思い切り異なるシリーズものも珍しいのではないかと思えるくらい、その先の読めなさがたまらない。 今回の物語は、まあちゃんが注文していたエプロンを、お母さんに縫ってもらい、「わーい、(ポッケが)みっつも ついてる! すごーい!」と大喜びしたのも束の間、更に、それぞれのポッケと同じ色のハンカチ(赤と黄とピンク)も縫ってもらい、早速、まあちゃんはそれを締めて(ハンカチはそれぞれの色のポッケに)、一作目でも登場した「はーちゃん」と「みーちゃん」と、丘の上の原っぱで待ち合わせて、お料理ピクニックをするため、ウキウキと歌いながら丘を歩き始める。 ところが、そのとき、すももの木の枝にいた子猿が、ポッケから出ている赤いハンカチを見つけてしまい、どうしても欲しくなった彼はどうしたかというと、なんと、まあちゃんに向かって小枝を放り投げた。 そして、まあちゃんは、ぱっと飛びついて、「いいもの つかまえたーっと!」と、小枝をキャッチした瞬間、その死角となった下から、子猿はパッと飛びついて、「いいもの、もーらったーっと!」と小さな声で言い・・・あらら、ハンカチ取られちゃったよ。 そんなことがあったとはつゆ知らず、まあちゃんは、「これ もーってこ!」と小枝を握りながらまた歩いて行くと、今度はオレンジの木の下にいた、狐の親子が黄色いハンカチを見つけて、子狐がおねだりすると、お母さん狐は、葉っぱをくるくるっと飛ばしたが、いくらなんでも葉っぱくらいで、まあちゃんは飛びつかないでしょう。 と思ったら、ぱっと飛びついて、「いいもの つかまえたーっと!」と、まあちゃんの大きな声に合わせて、お母さん狐が死角からぱっと飛びつき、「いいもの もーらったーっと!」と小さな声で言う、この阿吽の呼吸が素晴らしいよね。 って、何これ(笑) わらしべ長者の逆バージョンか。でも、まあちゃんは喜んでるから、別にいいのかな。あとで、どうなるのか気になるところだけど、この展開はもしかすると、最後のピンクのハンカチも同じ末路を辿るような気がしてきたぞ。 案の定、そうだった(泣) その先の桃の木の下にいた子豚が、鼻息でタンポポの綿毛を飛ばした隙に取られてしまい、これで全てのハンカチが無くなってしまったが、そうとは知らず、まあちゃんは丘の上の原っぱに到着して、早速、はーちゃんとみーちゃんに自慢のハンカチを披露しようとするが・・。 なんと! これが思いも寄らぬ奇跡というか手品のような結果にまあちゃんは、「なんて ふしぎな ポッケなんだろ!」と大喜びするが、二人は疑いの眼差しを向けて・・・と、どこかで見たような展開になってきたが、ここから更に更にミラクルが!! しかも、今回は破天荒な想像力ではなく、よくよく本書の絵を細かいところまで見ていくと、その謎が解ける構成に、物語の趣旨こそ異なるが、そこまでの過程には、これまでのシリーズの集大成を思わせるものがあって、これはちょっと感動ものかも。 そして、本書の大切なテーマは、私も最初、つい疑ってしまったのが恥ずかしく感じたくらい、動物たちの、その真意は全く別のところにあったことで、そこには表紙の絵のように、皆がまあちゃんのエプロンをきっかけとして、幸せになれたような、そんな笑顔に溢れた素晴らしき世界の縮図があり、そこには、まあちゃんが楽しくお料理ピクニックを目指す陰で、もう一つのピクニックも秘かに進行していた、そんな物語の構成からも感じられた、人と動物が共に世界を形作っていく様子には、とても清々しい心地好さがあり、そんな気持ちにさせられるからこそ、不思議な奇跡のような出来事も起こるのだろうな(厳密には奇跡じゃないんだけどね)。 でも、いちばん凄いのは、まあちゃんのお母さんだったりするのがまた面白く、奇跡のようでいて、実はとても緻密に考えられた物語である点に、たかどのほうこ(高楼方子)さんの、何気ない凄さが垣間見えて、やはりいちばん破天荒なのは、ほうこさん自身なのかもしれない。
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