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辞書になった男 ケンボー先生と山田先生 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2016/08/01 |
JAN | 9784167906856 |
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辞書になった男
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商品レビュー
4.5
22件のお客様レビュー
項羽と劉邦、最澄と空海、信玄と謙信、エジソンとテスラ…そんな歴史上の大人物達で無くとも、同時代に並び立つ二人の天才のライバル関係を描いたストーリーというのは大抵の場合、すごく面白い。 しかもそれをNHKの番組制作ディレクターという圧倒的に取材力に長けた人がノンフィクション・エッ...
項羽と劉邦、最澄と空海、信玄と謙信、エジソンとテスラ…そんな歴史上の大人物達で無くとも、同時代に並び立つ二人の天才のライバル関係を描いたストーリーというのは大抵の場合、すごく面白い。 しかもそれをNHKの番組制作ディレクターという圧倒的に取材力に長けた人がノンフィクション・エッセイとして書いたら。その時点で面白くなることは自明だ。筆者はこの本が初の著作らしいが信じられないくらい文章の構成が巧みに感じた。圧倒的な取材量に基づく事実の裏どり、肉付けがあることが文章から透けてくる。 『舟を編む』という辞書編纂者にスポットを当てた三浦しをん著の名作小説があるが、あんなドラマは小説の中だけだと思っていた。最近『三省堂国語辞典のひみつ(「三国」の現主幹編纂者である飯間氏が書いた国語辞典の面白さを描いた本)』を読んで自分の中で「三国」がホットになっていたけど、まさかその出自にこんなドラマがあったなんて。 本書に出てくる表現を借りれば正に“字引は小説より奇なり”だった。『博士と狂人』じゃないけど、映画化されてもいいのでは? 大部分、徹底した取材に裏打ちされた事実と推定によって成り立っているけど、終盤の一部分に関してはちょっと妄想や願望が入り混じった「創造的誤読」で筆が進んだように感じなくもなかった。(具体的にはケンボー先生と山田先生の内心を慮る箇所) 終章および「おわりに」の締め方が見事。 改めて新明解国語辞典と三省堂国語辞典が欲しくなった。
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三省堂国語辞典と新明解国語辞典のそれぞれの編者について書かれた本。 面白かったけど、筆者の推測の部分は、そういう説も成り立つけど、根拠が弱いかなとは思った。 最近、ノンフィクション系の本について同じような感想を持つことが多いが、もしかしたら読み手側(つまり私側)の問題なのではない...
三省堂国語辞典と新明解国語辞典のそれぞれの編者について書かれた本。 面白かったけど、筆者の推測の部分は、そういう説も成り立つけど、根拠が弱いかなとは思った。 最近、ノンフィクション系の本について同じような感想を持つことが多いが、もしかしたら読み手側(つまり私側)の問題なのではないかとも思う。
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舟を編むという映画を観て、辞書編纂者という存在を知り、他にも事実お二人の偉大な先生によって、辞書が産まれた様を読むことができ、辞書に対する印象が大幅に変わりました。実家にある国語辞典が何なのか早く確認したいです。
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