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そもそも島に進化あり 生物ミステリー
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 技術評論社 |
発売年月日 | 2016/08/01 |
JAN | 9784774182506 |
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そもそも島に進化あり
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商品レビュー
4.1
24件のお客様レビュー
「第一作目『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』で好評を博した川上和人先生の著作第二弾。今回扱うトピックは「島での生物進化」。西之島新島の形成からしばらく経ち、島における生物の流入・定着に少しずつ関心が集まっています。島という隔離された環境・・・そこではいったい何が行われているのでしょ...
「第一作目『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』で好評を博した川上和人先生の著作第二弾。今回扱うトピックは「島での生物進化」。西之島新島の形成からしばらく経ち、島における生物の流入・定着に少しずつ関心が集まっています。島という隔離された環境・・・そこではいったい何が行われているのでしょう? 実はこの「島」という一見特異な環境、私たちの身近な場所にもたくさんあります。いったいどんな場所が「島」なのか? 離島の鳥類を研究する専門家が、実際の経験で感じた「島」という存在。その「島」で繰り広げられる生物たちの動向を、ユーモアあふれる語り口で、軽快に解説。鳥類学者が見つけた「島」という箱庭、そこにはどんな不思議な世界が広がっているのでしょう。 内容説明 島だ!進化だ!鳥類学者だ!!今度は島について考えた! 目次 序 そもそも島は 第1章 島が世界に現れる 第2章 島に生物が参上する 第3章 島で生物が進化を始める 第4章 島から生物が絶滅する 第5章 島が大団円を迎える 著者等紹介 川上和人[カワカミカズト] 森林総合研究所・主任研究員。鳥類学者」
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島を愛しているから島に住む外来種を殺戮するという矛盾。初めは純粋に生き物が好きだっただけなのに、と今の自分と重ねてしまった。 本当に良い本だった、子々孫々に多様性の灯火を伝え、英知を永劫に享受したい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
鳥類の本、と思って読んでいると、これは島の本だとわかる。著者もその辺のところを狙っていたようで、鳥と島の漢字を並べておちょくってくる。油断ならない。タイトルだって、「そもそも鳥に」と間違えて買う人を狙っているのかもしれない。そして、あらかじめお伝えしておきたいのは、本の半分は「島」に関する定義に費やされているということ。決して「鳥」ではない。半分までついてこられないと、鳥の話にならない。しかしこの定義が非常に重要なので、飛ばし読みしてはいけない。 内容は所々ボケをかましてくるが、大体が専門的な話である。ノートをとるか、迷ったほどだ。よほど眠くない時に読まないと、内容が入ってこない。なお、挿絵の半分はボケに関するもので、こちらは一向に専門的ではないため、わかりやすくない。このネタを知っている人には、挿絵は必要ないだろうし。ほしい絵は、なかったりする。 川上先生は、離島の海鳥が専門で、とんでもない離島に出向いて、蝿を食べたり、海鳥のフンまみれになったりして冒険家さながらに活躍されていることは、よく知られている。なぜ離島なのか。それは離島では、進化の過程がわかりやすい状況が残されているから。しかも、それを説明するために、(イヤイヤながら)苦手な植物や昆虫にまで言及している。生き物は皆繋がっているので仕方がない。そして、島の生態系はとても脆弱であることを、心しなくてはならない。 ダーウィンの進化論もこういうことだったのか。眠くない時に読めば、もちろんわかりやすい。川上先生は自ら現代のダーウィンを名乗ってもいいと思う。怒られても知らんけど。
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