1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

デジタル・ジャーナリズムは稼げるか

ジェフ・ジャービス(著者), 夏目大(訳者), 茂木崇

追加する に追加する

定価 ¥2,420

¥220 定価より2,200円(90%)おトク

獲得ポイント2P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東洋経済新報社
発売年月日 2016/06/01
JAN 9784492762257

デジタル・ジャーナリズムは稼げるか

¥220

商品レビュー

3.6

7件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/05/02

メディア業界外の読者の視点として書評を書きます。私は単純にデジタル革命が経済社会にどういう影響を及ぼしそうかに関心があり、その一環としてメディア業界への影響を論じている本書を手に取りました。 まず、メディア業界に属していない人間からすると、分かりづらい表現や、馴染みのない企業名...

メディア業界外の読者の視点として書評を書きます。私は単純にデジタル革命が経済社会にどういう影響を及ぼしそうかに関心があり、その一環としてメディア業界への影響を論じている本書を手に取りました。 まず、メディア業界に属していない人間からすると、分かりづらい表現や、馴染みのない企業名が多いため、しばしば読みづらさは感じました。ですから多少でもメディア業界の現在のビジネスモデルや主要な企業名など理解している方が、本書をより堪能できると思います。肝心の中身ですが、分量の割に中身は薄い印象を持ちました。色々と論じてはいるものの、最終的な結論として「イノベーションが大事だ」というありがちでかつ抽象的なコメントで終わっていることも多く、具体的に深掘りしてほしいと思う箇所がたくさんありました。恐らく著者の言いたいことは、メディア業界はもはやコンテンツで稼ごうとしてはいけないということ、また人間関係性をベースにしたサービス業に移行すべきだ、ということでしょう。これは理解しやすかったです。特に後者の例として、地元の学校に関する記事だけを書いているハイパーローカル紙を事例に挙げ、この新聞の目的は読者数ではなく、地元の学校の質を高める手助けをすることである、という風に説明していました。 個人的に最も興味深かったのは後半のビジネスモデルの箇所で、いかにして未来のメディア企業は稼ぐべきか、という点でした。最後に著者が述べているように、ジャービス氏は、メディア企業は出来る限り非営利ではなく営利企業として活動すべきだという論者ですが、本書の中でも「リバース・ペイ・メーター」(新聞社から貢献した読者に何らかの報酬を渡す仕組み)や、「クレジット権」(これもコンテンツの流通や知名度向上など貢献した人に報いる仕組み)などの新たな仕組みを提案されていて、これは他の分野でも参考になりそうだと感じました。 本書は全体的な冗長性の点でマイナス評価なのですが、最後のビジネスモデルの箇所でおもしろさを感じましたので星4つとさせていただきます。

Posted by ブクログ

2017/12/11

とてもいい本だったので、ブログで内容をまとめました。 http://highjamp.hatenablog.com/entry/2017/12/11/221815

Posted by ブクログ

2017/08/31

マスメディアは死に、古いジャーナリズムは終わった。 コンテンツを作って一方的に流すモデルは崩壊している。 一人ひとりを見たジャーナリズムになるべきで、コンテンツを元にしたサービス業になるべきだ。 この提案、レガシーなメディアは既存の価値観に縛られているから混乱するだろう。 メディ...

マスメディアは死に、古いジャーナリズムは終わった。 コンテンツを作って一方的に流すモデルは崩壊している。 一人ひとりを見たジャーナリズムになるべきで、コンテンツを元にしたサービス業になるべきだ。 この提案、レガシーなメディアは既存の価値観に縛られているから混乱するだろう。 メディアのビジネスモデルは情報の希少性を利用していたが、ネット時代になって希少性がなくなってしまったというのは頷ける。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品