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会議を制する心理学 中公新書ラクレ545

岡本浩一(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2016/01/09
JAN 9784121505453

会議を制する心理学

¥110

商品レビュー

3

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2024/05/21

会社で会議ばかりが続いていると、次々と挙がる議題に頭を切り替えるのが大変で、それらが全て終わった夕方18時ごろ、遂に頭は猛烈に熱を持ち、激しい頭痛で押し過ぎたこめかみ辺りは薄ら血で滲む。こんな毎日が続くと、当然纏めるべきチームの状況もよく見えなくなり、悩んでいる部下に気付けず、自...

会社で会議ばかりが続いていると、次々と挙がる議題に頭を切り替えるのが大変で、それらが全て終わった夕方18時ごろ、遂に頭は猛烈に熱を持ち、激しい頭痛で押し過ぎたこめかみ辺りは薄ら血で滲む。こんな毎日が続くと、当然纏めるべきチームの状況もよく見えなくなり、悩んでいる部下に気付けず、自身がやらなければならない承認作業も滞り、更には企画書なんか平日日中に考えるのはまず無理だ。最悪なのは、そうした状況でろくに確認もせず、何時もならミスしない担当者が偶々挙げた申請をスルーしたら、なんとその1通だけ間違えてるとか。こうなると不運というより唯の悪夢だ。一体いつまで続くのかわからない会議で、議題から逸れて雑談なんかされた日には、猛烈に怒りが沸き上がってくる。 そんな毎日を過ごしながら、会議削減的なプロジェクトを立ち上げたら、段々と気づいたことがある。会議が駄目なんじゃなくて、実の無い会議にするから駄目なんだと。早速実のある会議とは何だという定義から始め、それとのギャップを上げ始めたらキリがない。もっとも、そのギャップに至る原因を一つ一つを分析してみた所で、どうにも私の会社ではまともな会議は出来そうにない事に気づく。立ちはだかる大きな壁は、これはもう社風とか経営方針とか独りの力で如何ともし難い現実が立ちはだかる。私が役員でもない限り無理だ。せめて会議の手法や手続きを整備し、そんな無理難題を抱える会社の会議を少しでも効果的に運用しようと日々悩む。そして成果は未だ出ていない。 本書はそんな悩める現代ビジネスパーソンは一読すべき、海外の会議ルールや、それを日本人の気質に合わせて改良した独自のルールを教えてくれる。ただし、前提はあくまで会議参加者が本来的には参加に相応しいメンバーでかつ、立ち振る舞いの問題さえ解決すれば有効な会議になる前提かもしれない。実際の社会には、そもそも呼ばれたメンバーの人選からしておかしな会議、呼ばれても忙しすぎて内職の時間に使われる会議、調子の悪いteamsとネットワーク回線。下手な資料、電話してる担当者など、理想とは程遠い状況ばかりだ。 先ずは人選もそうだが、本気で同じレベルで会話できる知識や能力を持ったメンバーを同じ時間に集めて、当たり前のように集中出来る状況を作ることから一苦労だ。ビジネススピードは速いから、何ヶ月も先の会議議題に向けて十分準備時間を取るのは難しいし、能力のある人は1ヶ月の職務時間の大半を先に押さえられてしまって、私が招集する余地は最低でも2、3週間先の30分だけ。同じような忙しさの自分と最適な面子全員が超偶然にも空き時間が一致するなど奇跡に近い。 とは言え何とか集めたメンバーで、折角の30分、1時間を実のある時間にするにはどうしたら良いか。兎に角ファシリテートは重要だが、この期に及んで日和見主義や他人の機嫌伺いに終始する奴が紛れていようものなら、また怒りは頂点に達する。でもそこで怒りを表に出さず、心の内に留めながら、拳を握りしめてグッと堪える。この精神状態で神の如く適切な意見、判断、決断出来るなら、私はとっくに取締役にでもなっているだろう。現実は程遠く帰宅終電間際に見た自分の明日のスケジュールに、19時から21時の会議予定がしっかり見えた時の絶望感。あぁ、私は会議するために生まれてきたんだなと、もう諦める。 会議参加者の心理としてはわかりやすい。日常的に身近にいる人が観察されてるかのように例示され、正に前述のような状況で日々その対策を実践している人には、大きく頷ける部分も多い。中にはやってはいけない手法を大いに活用している人も沢山いるはずだ(私もズルい手は使う)。ただ全てが全て現実はそうではないよなぁと、一人で突っ込みを入れながら読む本になった。

Posted by ブクログ

2016/08/27

会議という意思決定の場での論理について書かれた本。非常に奥が深い問題なのだと思うけれど、新書なので内容は浅め。もう少し掘り下げたものが読んでみたいと思った。

Posted by ブクログ

2016/02/14

本書でロバートルールやアローの定理があること、選考序列の循環がある場合は、論点を分けて議論することで結論が変わることを知った。他方で、本書の確率的なシミュレーション実際に当てはめるのは単純化し過ぎて無理があるように思う。

Posted by ブクログ

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