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まるで天使のような 東京創元社文庫

マーガレット・ミラー(著者), 黒原敏行(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2015/08/01
JAN 9784488247096

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商品レビュー

3.8

27件のお客様レビュー

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2024/01/07

クィンの会話の皮肉を交えた切り返し方が面白かった。ミステリとしては当時は斬新だったのかも。ただ中盤、必要以上に説明が長かったように思った。

Posted by ブクログ

2023/12/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昔書かれたとは思えない完成度。どんでん返しに次ぐどんでん返しで、細部もかなり詰められており、久しぶりに出会う精度の物語に唸った。 正直、ラストの衝撃のあとはじわじわと遡って、あの時こうだったの?それってこういうこと?と読者自身に推理させて物語を補完させようとする作用があった。 改めてそうして推論してみると、いろいろ力技に感じるところもあるけれど、現実の人間とはそういう辻褄の合わないものかも...と思わせる人物表現の力がある。 猛暑のカリフォルニアを、街全体が綿毛に包まれたようという表現や P.81 わざと音程を外して面白がるような女..という描写は冴えてるなあ。 こういう情景描写や人物描写の表現や比喩がいちいち面白くて印象に残る。 思いも意味よらない言葉で表現してくる人って魅力的だよねー。 カリフォルニアという、開放的そうな場所を選んでいながら、それを逆説的にとても窮屈に描いているアイディアにも目を見張った。裏テーマは、「自分の病んだ手足を切り落としながら、なぜ気分が悪いのかと思っている社会の心性に胸が悪くなった」という部分がよく物語っている。 新興宗教施設、凡庸で社会でのこれといった希望がない絶望... 新興宗教の描き方も通り一遍でないのがうまい。こういう施設が登場すると出オチになることや興味本位の野次馬のような牡蠣口になることも多い中、基本的には抑制されていて慎重ではあるが、そこで居場所を見つけた人の心も否定していない。ここでも、ピンクのスリッパという比喩が視覚的にも象徴的にも効いている。 言葉の表現同様、こういうシンボリズムも上手い作者。ウェーブの髪とか、小鳥とか..そして、人の人格への観察が鋭いがくどくど書かないのもいい。そこは細部にこだわりすぎず、物語全体の中での調和を優先しているというか。なんとなくオリーブ・キタリッジの叙述を思い出させる。両者とも語りや人物造形がすごく好きな作品。的確でシンプル、だがひと匙のユーモア。 そういえば、そういう人物造形のよさ...特に女性人物...で作者は女性かなと思った。逆に主人公・クィンは、なんというか...女性の描いた男という感じ。エゴが少ない、というのか。実際に、この作品の登場人物の中で最もどういう人間かわからないのがクィンな訳だけど、ラストなんか特にいきなり彼自身が裏切られて、その裏切りも一瞬の幕切れで、ここまでの主人公がそこへ来て一気に後傾化してジャンッ‼︎と終わる。 そして女をソフトに理解する。いいよね。これはアトキンソンの描いたJackson Brodie を思い出した。あちらは、物語の性質上ももっとヒロイックだけど.. パトリックが生きているのはなんとなく察しがついたけど、まさかの形.. パトリックとジョージの妹の関係とは? ジョージと妹の関係とは? パトリックはいつから記憶がないの? パトリックってどんな人だったの??

Posted by ブクログ

2023/05/26

賭博で無一文になり、知人の車に乗せてもらっていたが、途中で降ろされ近くの宗教施設に助けを求めたクイン。 そこで修道女から人探しを頼まれ…。 普通なら適当に探して、わからなければ終わりとなるはずが、妙に気になる。 それは、謎の死を遂げていたからなのか、何故だか誰も追求せずにいたせ...

賭博で無一文になり、知人の車に乗せてもらっていたが、途中で降ろされ近くの宗教施設に助けを求めたクイン。 そこで修道女から人探しを頼まれ…。 普通なら適当に探して、わからなければ終わりとなるはずが、妙に気になる。 それは、謎の死を遂げていたからなのか、何故だか誰も追求せずにいたせいか…。 気になる人が次々と…。 読んでいる方もどうなるのか気になって仕方がない。 宗教施設に取り込まれると複雑さが増すと感じるのは私だけなのかもしれないが…。 …でラストが強烈なのである。 大声で叫びたくなる。

Posted by ブクログ

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