1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫

大日本帝国の興亡 新版(4) 神風吹かず ハヤカワ文庫NF437

ジョン・トーランド(著者), 毎日新聞社(訳者)

追加する に追加する

定価 ¥1,364

¥825 定価より539円(39%)おトク

獲得ポイント7P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

6/3(月)~6/8(土)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2015/07/01
JAN 9784150504373

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

6/3(月)~6/8(土)

大日本帝国の興亡 新版(4)

¥825

商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/01/28

 ガダルカナル、サイパン陥落と、徐々に追い込まれる日本。第4巻では、東条英機失脚から本土空襲、沖縄本島決戦までの動向を見る。日本軍のいくたの失態で、特に有名なのがインパール作戦である。これほど悲惨で無慈悲な結果を招いた戦いはないだろう。この作戦の参謀を担当した片倉衷は、川の大きさ...

 ガダルカナル、サイパン陥落と、徐々に追い込まれる日本。第4巻では、東条英機失脚から本土空襲、沖縄本島決戦までの動向を見る。日本軍のいくたの失態で、特に有名なのがインパール作戦である。これほど悲惨で無慈悲な結果を招いた戦いはないだろう。この作戦の参謀を担当した片倉衷は、川の大きさや山の高低など、地形から作戦の実行は不可能だと判断した。しかし、牟田口廉也は、片倉の忠言を聞き入れず、独断で実行した。当然、途中で無理が生じた。特に、食糧難に陥ったため、兵隊たちは、道端の草、カタツムリ、蛇、トカゲなど、食べられそうなものは手当たり次第食した。  一方で、硫黄島は、アメリカ側に大打撃を与えた戦いであった。ときの指導者の栗林忠道は、敗北が目に見えたのにもかかわらず、ありもので何とか持久戦に持ち込んだ。結果を見ると、日本軍は負けたが、アメリカ側の侵攻を遅らせることに成功した。このように、日本軍の指導者にも、さまざまな人物がいた。  さらに、この時期の政権の小磯内閣は、和平工作の成果をあげられないうえに、支持率も低下した。そこで、次の首相を検討し、鈴木貫太郎へと渡る。鈴木は、誰にも真意を明かさずに、腹芸で、和平工作を進めた。

Posted by ブクログ

2018/06/13

第4巻は、東條内閣の総辞職からルーズベルト大統領の死まで。 レイテの海戦で事実上日本海軍が戦闘能力を消失した時点で、無条件降伏を含めた和平交渉を進めていれば、硫黄島や沖縄戦、また東京大空襲や広島・長崎への原爆投下による死傷者は生まれなかったことを考えると、戦争終結を考えはしても、...

第4巻は、東條内閣の総辞職からルーズベルト大統領の死まで。 レイテの海戦で事実上日本海軍が戦闘能力を消失した時点で、無条件降伏を含めた和平交渉を進めていれば、硫黄島や沖縄戦、また東京大空襲や広島・長崎への原爆投下による死傷者は生まれなかったことを考えると、戦争終結を考えはしても、それをどのように実行に移すかという動きが表面化しなかったのは、まことに痛恨の至りという他に言葉がない。 もちろんそれは、過ぎ去った歴史を後の世から振り返っての後知恵というものであろうが、感情論や過去の成功体験に流されると大局を見失うことがあるという歴史の教訓だけはしっかりと胸に刻んでおきたい。

Posted by ブクログ

2016/06/09

太平洋戦争を日本・アメリカの両方の視点から描いたアメリカ人著者による5巻のうちの1巻である。 この第4巻はレイテ・硫黄島がアメリカの手に渡り、日本軍が総崩れとなっていくところを描いたものである。 歴史の教科書では本の数行で終わる内容が1冊の本として詳細に書かれているだけあり、...

太平洋戦争を日本・アメリカの両方の視点から描いたアメリカ人著者による5巻のうちの1巻である。 この第4巻はレイテ・硫黄島がアメリカの手に渡り、日本軍が総崩れとなっていくところを描いたものである。 歴史の教科書では本の数行で終わる内容が1冊の本として詳細に書かれているだけあり、3巻までと同じく読み応え十分である。 ただしこのシリーズはすべてそうなのであるが、私の太平洋戦争に対する知識不足のためやや消化不良で、もっと知識を増やさなくてはというのが読了後の率直な感想である。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品