1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

まだなにかある(下)

パトリック・ネス(著者), 三辺律子(訳者)

追加する に追加する

定価 ¥1,870

¥880 定価より990円(52%)おトク

獲得ポイント8P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 辰巳出版
発売年月日 2015/06/01
JAN 9784777815043

まだなにかある(下)

¥880

商品レビュー

3.2

6件のお客様レビュー

レビューを投稿

2020/02/20

冷たい海で溺死したセスは、気付けば幼少時に住んでいた家で目が覚める。しかし他には人は誰もおらず、家の中や町は何年も放置されていたように風化していた。これは夢なのか。それとも今までが夢だったのか。 いきなり主人公の死から始まり、よくわからない世界で目覚める。世界設定もわからなけれ...

冷たい海で溺死したセスは、気付けば幼少時に住んでいた家で目が覚める。しかし他には人は誰もおらず、家の中や町は何年も放置されていたように風化していた。これは夢なのか。それとも今までが夢だったのか。 いきなり主人公の死から始まり、よくわからない世界で目覚める。世界設定もわからなければ、この物語が果たしてどんなジャンルのものかもわからず展開されていきます。 眠りにつくと現れる過去の記憶。そこでは16歳の少年の様々な葛藤が出てきます。その部分だけでも、10代の心の揺れや脆さを描いたYA作品として成り立ちそうです。 しかしそれは物語を構成する一部分に過ぎないのです。 ファンタジーなのかミステリなのか死の世界を描いたものなのか、はたまた精神世界を描くことで青春の姿を描こうとしているのかと翻弄されながら読み進めていると、中盤でがらりと世界が変わるのです。今まで読んでいた世界がひっくり返るのですが、それで世界に光が射し全てが明らかになるわけではないのです。 まだなにかある。そのタイトルが示すように、次から次へと驚愕と謎と闇が出てきます。もがいても抗っても、まだなにかあるのです。それは10代の心や日常を暗喩しているのかもしれません。抜け出せないかも知れない、飲み込まれるかもしれないなにか。 それでもセスは進み考え決意します。そこには世界設定やジャンルを超えて、ひとりの少年の姿が描かれているのです。

Posted by ブクログ

2018/01/18

はたしてセスが目覚めた世界は、どこなのか。どの世界が現実なのか。ひたひたと押し寄せる恐怖感がありながら、セスの真実も知りたいし救いもほしくて、どんどん読んでしまう。 これは、SFなのか精神世界の話なのか。怖さと希望の残る読後感は、初めての感覚かもしれない。 感想の書きにくい作品...

はたしてセスが目覚めた世界は、どこなのか。どの世界が現実なのか。ひたひたと押し寄せる恐怖感がありながら、セスの真実も知りたいし救いもほしくて、どんどん読んでしまう。 これは、SFなのか精神世界の話なのか。怖さと希望の残る読後感は、初めての感覚かもしれない。 感想の書きにくい作品だった。

Posted by ブクログ

2017/07/28

上巻でダレたのだが、下巻はそれよりは疾走感があった。 しかし、彼らが陥った世界のロジックがあんまり馴染まず、何度か『え?どういうこと??』となってしまったのは、自分のこの物語への興味がさほどでなかったからだろうなぁと思う。 正直、けっこう頑張って読み切ったレベル。 それにして...

上巻でダレたのだが、下巻はそれよりは疾走感があった。 しかし、彼らが陥った世界のロジックがあんまり馴染まず、何度か『え?どういうこと??』となってしまったのは、自分のこの物語への興味がさほどでなかったからだろうなぁと思う。 正直、けっこう頑張って読み切ったレベル。 それにしてもセスの秘密は、多感な時期にはきつかろう。 日本のライトノベルでもこういう設定や展開ってあるのかな? 外国書籍だからか、人種や境遇が多様で、それは興味深い。 日本人しか出てこない本ばかりを読んでいたりするけど、世界はそうじゃないものね。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品