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森に願いを

乾ルカ(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 実業之日本社
発売年月日 2015/02/01
JAN 9784408536590

森に願いを

¥220

商品レビュー

3.8

35件のお客様レビュー

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2022/10/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いじめ、就職、恋愛、不治の病…… さまざまな思いを抱えた人々の運命を変える言葉とは? 静かな感動を呼ぶ「森」のミステリー。 僕は死に場所を探しに、この森に入った―― 登校拒否の息子を持つ母親、自分に合った仕事が得られず世間に不満を抱く女、余命間近である瞬間を見たいと思い続けている青年、リストラされた中年男…… 希望を失い、森に迷い込んだ人々に森番の青年は語り掛ける。 「ここはとても気持ちのよい森なんです。どうか歩いてみてくださいませんか?」 そして、最後に明かされる、森と森番に秘められたミステリーとは? (アマゾンより引用) 最後のお話がすべてに繋がって、めっちゃ感動!!

Posted by ブクログ

2022/01/26

街中にポツンと現れる深い森、苦しい悩みを抱えた様々な人たちが森を訪れて出逢った森番の青年に穏やかに救われていく優しいお話。 悩みがとても現実的でドキドキする、特にイジメが原因でひきこもってしまった息子にどう対応したらよいのかわからない母親や、辞めた職場の上司を憎み続ける女。「森...

街中にポツンと現れる深い森、苦しい悩みを抱えた様々な人たちが森を訪れて出逢った森番の青年に穏やかに救われていく優しいお話。 悩みがとても現実的でドキドキする、特にイジメが原因でひきこもってしまった息子にどう対応したらよいのかわからない母親や、辞めた職場の上司を憎み続ける女。「森番の青年は木だった」っていうファンタジー的な話なのかな、と思ったらちゃんと人間で、彼にもつらい過去が。 優しいなかにも考えさせられる言葉がたくさん。良いお話でした。

Posted by ブクログ

2022/01/25

フォローしているレビュアーさんのレビューを読んで、久しぶりに読み返したくなった。 北海道の街中、近くに駅やマンションや中高一貫校などがある普通の街の中にある『違和感』いっぱいの森。 『開拓期からそのまま打ち捨てられたような』森には『ブナ、ヒノキ、ミズナラ、ハルニレなどの巨木が』...

フォローしているレビュアーさんのレビューを読んで、久しぶりに読み返したくなった。 北海道の街中、近くに駅やマンションや中高一貫校などがある普通の街の中にある『違和感』いっぱいの森。 『開拓期からそのまま打ち捨てられたような』森には『ブナ、ヒノキ、ミズナラ、ハルニレなどの巨木が』たくさんある。 そんな森に吸い寄せられるかのように入ってきたのは、迷える人たち。 学校に行けなくなった男子中学生。 就職に躓いた女性。 自ら治療を放棄した余命わずかの青年。 学校生活に挫折した男子高校生。 リストラ勧告を受けた中年男性。 何もかもうまくいかないと嘆き怒る女性。 そして彼らを迎えるのは『森番』と彼らが呼び自らもそう認めるミステリアスな男性。 森の管理をしているが、見た目は華奢で声も高めのテノール。彼らの事情に深入りはせずにただ森の魅力を案内する。 最初は『森番』を見下したり鬱陶しいと感じる彼ら(一人だけは違う)だが、次第にこの森に生きる木々や植物たちの姿に何かを感じ取り、『森番』に支えられ変わっていく。 雑誌掲載時は2013年~2014年なので、十年近く前の作品になる。そのせいか時代を感じるところもあるがホッとする話で温かく読めた。 ただ彼らの問題が解決できたわけではないので、その後の話が知りたかった気持ちもある。 『森番』のミステリアスさをそのままにして欲しかった気もするが、それが明かされたからこそのこの森が作られた理由や『森番』が迷える人々に絶妙な距離感で寄り添える理由が分かって良かった部分もある。 木々や自然に教わることは多いだろうが、ただのんびりと美しい森の風景を見つめて溶け込んでみるのも良いかも知れない。ただこの森も自然に美しさを保っているのではなく『森番』をはじめとする人々の手に委ねられているというのも考えさせられるところがある。

Posted by ブクログ

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