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ワン・モア 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2015/01/01 |
JAN | 9784041023846 |
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商品レビュー
3.9
36件のお客様レビュー
人間の生と死とそして性は繋がっている 登場人物それぞれのドラマの中で綴られて繋がる 後悔するような出来事があっても 人はそこからもう一度歩き出すことができる 人間は意外と強い生き物
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
スキャンダルを起こした禊ぎとして離島の診療所に派遣された医師の美和。島民の好奇の目に晒されながらも淡々と業務をこなす美和の元に、医師仲間の鈴音からある知らせがもたらされる…。 連作短編集のかたちをとり、美和の周辺の人物たちにそれぞれスポットを当て、物語が進んでいく。 冒頭の「十六夜」は桜木作品らしく、離島に生きる人々の鬱屈した空気と美和のやるせない諦念のようなものがゾクゾクするくらい読み手を引き込む。 続く作品もやさしい雰囲気を意外に感じつつも読後感は好きだったのだが、ラストの「ワン・モア」のそのまたラスト部分はちょっといらなかったのでは、と思う。その後の物語は読者に預けて欲しかった。
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何故か読む度に好きになってしまうのですよ、桜木紫乃さんの世界を♡ ハナマル急上昇中の彼女の作品、次は何を読もうか時間をじっくり掛けて吟味した結果『ワン・モア』に決定 期待した通りとても味わい深い時間を堪能させていただきました 本書は大人の恋愛、それぞれの人生が 色濃く描かれた連...
何故か読む度に好きになってしまうのですよ、桜木紫乃さんの世界を♡ ハナマル急上昇中の彼女の作品、次は何を読もうか時間をじっくり掛けて吟味した結果『ワン・モア』に決定 期待した通りとても味わい深い時間を堪能させていただきました 本書は大人の恋愛、それぞれの人生が 色濃く描かれた連作長編です 一話目の『十六夜』は主人公の柿崎美和のやるせない桜木紫乃さんらしい話ですが、二話目以降は趣きが変わって行き、それぞれ語り手が変わります 嬉しい事にどの話にもどっぷりしっかり浸わせてもらい、人間臭いドラマに夢中になってしまいました 解説にもあるのですが、本書の中で心の内が語られていない柿崎美和 多くを語らない美和ですが、自分の信念だけは曲げない彼女の生き方が格好良いのです 謎めいた彼女の存在を仕上げた著者の上手さに感銘を受けました しかし、最終話最後のエピローグ的な五頁は欲しくなかったです 賛否両論だと思いますが、今までどの話も読み応えがあったのに、最後にあの全て良しのノリはらしくない、あくまでも個人的な希望です ですので評価はマイナスしちゃうのですが、元々☆5以上だったので☆5のままです 笑 次何読もうか吟味Time楽しみです♪
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